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単焦点の良さ

まさきです。
本日は、単焦点のすばらしさについて説明していきます。
みなさんは、単焦点の良さって何だと思います?
開放F値が小さい!
それによって、明るさの幅がズームレンズよりも広がりISO感度を抑えながら撮影ができる。や
軽い!とにかく軽い!この明るさをズームレンズで製造するともっと重くなるから、この軽さがメリットだ。や
価格がズームレンズよりも抑えられている。など
よく言われるのが、明るい、軽い、安いですよね。
しかし、それは大したメリットではないと思います。

単焦点の一番のメリット
それは、「ズームレンズより被写体に向き合える

被写体に向き合う?どういうこと?そう思いますよね。
いい写真を撮るには、撮影する被写体とどれだけ向き合う事ができたか。
向き合えば向き合うほど、素晴らしい写真を撮る事ができます。
被写体の事しか考えず、ベストを尽くしていく。ただ何となく撮るだけではイマイチな写真しか撮れない。
被写体と向き合うには、邪魔ものをどんどん削減していく必要があります。
それは、気が散るスマホであったり、肩がこる重い機材であったり、必要かもしれないと持ってきた複数のレンズであったり。
そして、複数の焦点距離
選択肢が増えれば増えるほど、気になるものがあればあるほど、被写体と向き合う割合が減っていきます。
ズームレンズは便利ですが、焦点距離で迷いが生じてしまい、その分だけ被写体と向き合うことができなくなります。
しかし単焦点レンズは焦点距離が決まっているため、焦点距離を選ぶ必要がありません。
F値が小さいとか、軽いとか、値段が安いとかは正直おまけです。
おまけのメリットにすぎません。
ほんとうのメリットは、「被写体と向き合う時間、体力、思考の容量を確保できる
これが単焦点レンズの最大のメリットだとぼくは思います。

さて、ここまで単焦点レンズの良さを伝えてきました。
じゃあ、どの焦点距離の単焦点を使えばいいのでしょうか?
35mm?50mm?85mm?135mm?
たくさんの種類があって迷いますよね。
あなたがまだ決めかねているのであれば
ぼくは「50mm」をオススメします。
なぜなら、大好きだからです!
これに限ります。
50mmの特徴は、人の目の視野に一番近い事です。
片目をつぶって3mm先に見えるものが50mmの画角と言われています。
両目なら5mm先です。
普遍的なレンズです。普通に撮るだけでは、普段見ている景色と近いので味気ない写真になりがちな焦点距離です。
しかし、だからこそ万能で、使用者のレベルが分かるレンズとなっております。
50mmは本当に絶妙なんです。
ひいて撮れば、24mmや35mmなどの広角表現も可能ですし、よって撮れば85mmのような圧縮効果を効かせた中望遠的な表現もできます。
何の特徴もないからこそ、何でもできる万能レンズとなっております。
漫画でもあるでしょう。特徴がないのが特徴みたいなキャラクター。
そんな存在です。

ちなみに50mmの中望遠表現、広角表現の作例を出すとこんな感じです。

こちらは中望遠的な表現の作例です。
この写真は、大人な通りの所でひと際目立つ「F」があったので撮影しました。なんのFでしょうか?○○のFでしょうか?ぼくには分かりません。
分かりやすく「F」を日の丸構図にして強調させながら、くの字になっている電線を圧縮効果できゅっと囲むように入れて更に強調させました。ちなみに赤の彩度も少し上げて強調し、ワンランク上のFに仕上げました。
ここまで強調させるのであれば、どんな意味のFなのか気になってきますよね。
たとえば、これが35mmの単焦点レンズだと50mmより広い画角になるため、不必要な情報も入ってきてしまい、どこを見せたいのかボケてしまいます。
50mmというのは、本当に良い塩梅の焦点距離と言えます。

次に広角表現の作例です。
こちらの写真は、上下をトリミングしておりますが、50mmで撮影しました。
画角の半分以上を車で埋め尽くして、奥に鉄塔を写すことで鉄塔のある街で人々が生活している。ふだん気にならないものが多くの人の生活を支えているという事を伝えています。
車を目立たせたいため、車へガッツリとピントが合っていますが、主人公は鉄塔になります。
そのため正中線の上側に鉄塔を置くことで、目立たないけど目には止まる表現にしました。
漫画で言う、オラオラしていて、首には入れ墨、二の腕ムキムキ、顔面イカチイ、ゴリラ野郎が一見不良グループの頭かと思えば、後ろでフードかぶっている奴がボスでしたという不良漫画あるあるです。

望遠表現も広角表現もできる。これが50mmのすばらしいところです。
他にもたくさん良いところがあるのですが長くなりますので、興味ある方はこちらの記事を読んでみてください!

いかがだったでしょうか。
単焦点レンズ、ほしくなりましたか?
ぼくは欲しくなりました。
物欲を抑えねば
あなたもぜひ、単焦点にトライしていただいて、最高のカメラライフを更に最高にしてください。
あと、単焦点買うなら頭をバカにして買うと、罪悪感が薄れます。
「だってだって~ほしんだぁもーん~」といいながら買ってください。

さいごに、冒頭のリンクでもありましたが、写真集を無料で販売しております。(無料期間は、2023/11/25-29
電線、電柱、鉄塔を主人公に、私たちの暮らしを支えてくれている様を表現した写真集となっております。
先ほどの作例もその一部です。
興味ある人は、無料ですのでぜひポッチってください。
こちらからポチれます!

それではお互い良いカメラライフを!
またね

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