どこまでも空


昨日の夕方に思ったのは、つるべ落としのごとく闇へと落ちていった日が悲しいくらいの虚無へと向かい、二度と戻らないものだったらどうしようってこと。僕らが見ているものはただの思い出で、同じものは二度と訪れないのに、ただただ重ね合わせて同質化して、浪費しているだけだとしたら、それは酷く残酷なことだ。

昔の夢は本当に確かなものだったのか。
いまを抱きしめてみたらどうだろう。

時々、思うんだ。僕は本当に空に飛び立ちたいのかって。高いところで空を見続けると足がすくむくせに、大地を踏みしめているときには、空になりたいのって、ただの身の程知らずじゃないかって。

ほら、無くなったと思ってた空は、まだ空っぽのまま、今日も存在しているよ

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