みんな、友達になったってな
僕は友達が少ない。「質より量が大事やと思ってる派やねん」なんて斜に構えていたらもう28歳。そして、今のところ仲のいい友達に囲まれているとはお世辞にも言えない。
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子どもの頃、どうやって友達をつくったんだろう。きっと難しいことじゃなくて、とても自然なことだったんだろう。ひょんなことから話したり、遊んだり、そして気づけば友達になる。だって「友達になってや」なんて言ったことないもの。簡単なことだったはずなのに、28歳の僕にとってだれかと友達になるのはとても難しい。
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学校での友達は同学年だった。あるいは同世代だった。でも大人になってわかった。別に友達に年齢制限はない。性別も経歴も関係ない。
僕はこれまでそんな些細なことを気にしていた。友達という間柄では、年齢も性別も敬礼も取るに足らない些細なことだったんだ。
話せることがある。愚痴を言い合える。一緒にバカなことをできる。
敬語とかタメ口とかは表面上のことでしかない。本当はそんなことどうでもよかったんだよね。
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広報目的で始めたTwitterも気づけばただの個人アカになった。
このツイートなんて広報もクソもない。
28歳現在、僕は友達が少ない。「量より質」なんて斜に構えていたせいだ。もしできるなら、過去に戻って自分を平手打ちしてやりたいぐらいだ。大気圏ぐらいまでぶっ飛ばしてやりたい。
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「友達になりたいねん…」と独り言しか言えなかった僕にこんな声をかけてくれる人がいる。言ってみるものだ。独り言でもいいから言ってよかった。
こんな素敵な人に「友達になりましょう!!」なんて言ってもらえた。
子どもの頃のように自然に友達になるのは難しいけれど、僕には言葉と文がある。そして、それを解き放てるSNSがある。
「みんな、僕と友達になったってな」そう言っていいのだ。
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