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HERP Hireの良さ

最近、「HERP使ってると思うのですが、使い勝手どうですか?今、採用ツールを検討してて。」と、知人から相談をもらうことが増えてきました。

その度に思っていることを書いて返信していたのですが、書いている内容にデジャブ感を覚えるようになったので、いっそのこと整理してまとめてみようと思うに至り、筆をとりました。

この記事に書くこと、書かないこと

採用ツール(以下、ATS)はその会社の採用状況や、実現したいことのプライオリティによって最適なツールが変わってくると思うので、一個人の主観だとご理解の上、話半分くらいで読んでいただけるとありがたいです。

せっかくなので、「好きなところや良いと思うところ」に加え、「正直まだ足りてないなと思うところやこれから機能拡充してほしいようなところ」も書いてみようと思います。

ちなみに他のツールとの機能やコストの細かな比較は書かないつもりです。悪しからず。

HERP Hireの好きなところ

「良い」というより「好き」です。

後述しますが、HERPさん(サービス名ではなく社名の場合は”さん”付けして区別してみる)はユーザー企業にとって身近に感じることが多くて、プロダクトの思想に対する共感がしやすいところもポイントだったりします。

1. 採用媒体の自動連携先が豊富。候補者情報の転記がほぼ発生しない。

各社ATSでも採用媒体との連携機能がありますが、HERP Hireはその連携先が非常に豊富です。

採用業務で煩雑かつ辛いものの1つが「転記」なのですが、採用を加速させるほど利用媒体が増え、候補者数も増えていく中で媒体からATSへの転記頻度が増えるのは辛いですよね。

特にスタートアップで採用体制も少数だと、ただでさえ多忙。転記作業がほぼ無くなるのはとてもありがたいです。

実際、今の採用業務で転記が発生しているのは、Meetyなどの「採用媒体」とは言えないチャネル経由での面談やSNSでの声がけ経由だったり、一部リファラル経由の方くらいです。
※リファラルに関しては、自動化できる機能導線自体はHERP Hireにあります

2. 候補者別のチャット機能で、本当の意味で候補者情報を一元化できる

候補者の応募書類や面接評価の結果は一元化していると思いますが、その裏で「今後の進め方」や「細かな確認」といった会話的なやりとりが、別途チャットで執り行われているケースも多いのではないでしょうか。

これ、選考後半になるほどステータスの正しい把握に困るんですよね。ATSとチャットツールを行ったり来たりでそれなりにコストがかかってしまったり、そもそもその会話があったこと自体を把握できないこともあります。

HERP Hireの場合は「タイムライン」というかたちでシンプルではありますがチャット的なやりとりができますし、メンションをつけられます。Slack通知もくるので、基本的にSlackを見ておけばオッケーというところもGoodです。

個別候補者に関する会話はここでやることを徹底できれば、本当の意味で候補者に関する情報が一元化されます。良いですね。

ちなみに他ツールでも同様の機能があるものもありますが、直感的なUIだったり、後述するSlackとの連携をしていくところの手間などもふまえると、一歩先に行っている感じがします。

3. Slack!Slack!Slack!

Slackとの連携や親和性がとても高いです。

どこのATSでもメール通知はあったり、シンプルな通知のSlack Botは用意していることもあると思いますが、HERP Hireは一歩か二歩先を行っている感覚。

まずログインがSlackログイン対応しています。これ、なにが良いかというとアカウント招待がシンプルなんですよね。こちらがアカウント招待作業をする必要なく、自身で対応してもらえます。

まぁここまではGoogleログインでも同じなのですが、Slackログインだと、当然Slack IDとも紐付くので、「アカウント作成後、個別にSlack IDを登録する」という地味に効いてくる手間が無くなります。これは良いです。

また、直近のアップデートでポジション別に通知チャンネルの出し分けもできるようになりました。そのチャンネルに現場のハイヤリングマネージャーも入っておけば、即時に応募情報をキャッチできます。

また、Slackからのコメントバックもできるようになりました。コメントのためだけにHERP Hireにアクセスする必要も無くなり、効率的です。

4. ユーザーコミュニティの発展

他社さんの状況は正直わからないのですが、HERPさんに関してはユーザーコミュニティが規模的にも活性度合い的にも凄くて、純粋な人事コミュニティとしてもかなり魅力的です。

ユーザーコミュニティのSlackワークスペースがあり、そこでは当然、製品アップデート情報などのアナウンスや質問、要望など「HERPさん ⇔ ユーザー」のコミュニケーションはあるのですが、ユーザー同士のフランクな相談し合いや分野ごとの勉強会(分科会)などもどんどん生まれており、プロダクトそのものの価値とはまた違いますが魅力の一つかなと思います。

個人的には、現状なかなか思うように発言やイベント参加も出来ておらず、今後はもっとコミュニティ貢献もしていきたいなとは思っています。

まだ足りて無いなと感じるところ

これに関しては、他社も含めたATS全体に言えるものもある気がするので、「他社に比べて」という相対評価というよりは絶対評価的な部分含まれていると思っていただけるとありがたいです。

1. 分析周りの機能は発展途上。ただしフォローアップのサービスあり

チャネル別のファネルデータなどUI上で確認できる機能ももちろんありますが、比較的まだシンプルな機能という印象です。グラフ表示などもまだありません。

私としては、推移グラフからチャネル別のトレンドを見たり、採用人数の予実比較、またそれらをドリルダウンしていくようなところまではやりたいなと思っており、プロダクト上のUIだと難しいです。

ただ、ローデータをダウンロード出来るので、エクセルやgoogleスプレッドシートでいかようにもできはします。なのであまりクリティカルな要素としては見ていません。

ちなみに「プロダクト上のUIだと」と書いたのは、上位プランだと専用のスプレッドシートをHERPさん側で用意してくれて複雑なこともある程度は柔軟に出来るようになるので、それでフォローアップするやり方も出来ます。

あと、レポートに関しては現状採用担当者以上の権限があるユーザーに限って閲覧可能ですが、個人特定されないものであればリクルーターだけでなく現場側メンバーにも公開できると良いなと思います。

分析に関しては各社でニーズやプライオリティも違うと思うので、それをふまえて判断いただけるのが良いのかなと思います。

2. 候補者の検索や表示分けは運用でカバー

現状、表示分けはポジション名やメモ欄に記載のある特定キーワードを拾ってくる感じがメインではあるので、今後採用担当者も複数になっていき担当職種が分かれてくることも見据えると、本当はタグでの管理などしつつ、かつ検索条件保存などできると良いなと思ったりしてます。

ただ、ここら辺はメモ欄に特定ワードを入れてタグ代わりにしたり、検索後のURLを保存しておいて一発表示するみたいな運用でカバーできる範囲ではあるので、まぁこちらもクリティカルでは無いかなと思います。

ただし、それが近い将来に実現することを知っている ※追記

実は今挙げたようなポイントが今後のプロダクト進化の方向性に含まれているので、なおさらあまり懸念していません。

というのも、HERPさんはプロダクト開発ロードマップやその進捗を公開していただいているので、「お、もうすぐ実装されるんだ!?」とか、「改良点として認識してくれているんだな」というのをユーザーは知ることができるんですよね。

「好きなところ」文脈に戻ってきてしまいましたが、こういうところは安心して利用し続けられるポイントなのかなと思います。

まとめにかえて

以上、こんな感じでした。事実誤認や最新アップデートに追いつけていない記載があれば大変申し訳ないですが、優しくコメントなどで教えて頂けるとありがたいです。

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