一人目人事の役割

こんにちは、カミナシという会社で人事をしている井上です。

今回、オープンな採用〜実はうちって〇〇なんです〜 Advent Calendar 2021 にお誘いいただき参加させていただきました。

カミナシは会社のバリュー(価値観)として『現場ドリブン』『全開オープン』『β版マインド』という3つを掲げています。

「『全開オープン』というバリューを掲げている以上、これはお誘いを断るわけにはいかない!」という思い駆られ、筆を執らせていただいた次第です。

▼カミナシのバリューに関して詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

※2021年6月にディスクリプションをアップデートしています

みんな、既にオープンしていた

改めてになりますが、カミナシは『全開オープン』というバリューを掲げています。そしてそのバリューはとても浸透しています。

その結果、もう色々なメンバーが、熱い気持ちや野望、また失敗や苦悩までもさらけ出しているんですよね。

全開オープンな情報発信の一例

▼私の同期入社の優。熱い男です。

▼セールスのマサキさん。4ヶ月の苦しんだ時期を経て、今めっちゃ輝いてます。

▼自分も割とさらけ出していたりもします。

キラキラとした、あるいはシュッとした内容だけではなく、青臭い夢や野望、隠したくなるような挫折や苦悩までも皆が自己開示しているのは、これはもうカルチャーだなぁと思っています。

色々なことを色々なメンバーが一人称で語り、発信できる会社。それがカミナシなんですね。

▼公式noteを運営しているので他のみんなの発信もぜひ見てみてください!

・・・

まだまだ発信していない、会社や事業のこと、チームや文化のこともありますが、それは僕が第三者として語るよりも、彼ら彼女ら自身に語ってほしいですし、いずれ語られると思います。

ということで、今回は自分が一人称で語れる話をしたいと思います。

カミナシ人事の話を聞いてくれ

今、私が一番一人称で語れることといえば、カミナシの人事に関することになりそうです。

カミナシという会社に興味がある人事の方、はたまたスタートアップの人事とは?みたいな部分に関心がある方、などなどにとって何か気づきや面白さを感じる文章になれば幸いです。

ちなみにお役立ちコンテンツ要素はゼロかもしれないので、ご承知おきください。

幅広い人事領域でも共通の価値観を貫きたい

こんな記事をお読みいただいている方にとっては既知の情報かもしれませんが、人事機能が担う業務領域は幅広いです。

だいぶ簡略化かつ雑にカテゴライズしてますが、ざっくり以下のような感じではないでしょうか?

  • 採用

    • 採用広報 / 中途採用 / 新卒・インターン採用

  • 組織

    • オン&オフボーディング / 評価・報酬  / 人材開発 / 組織開発 / Diversity & Inclusion

  • オペレーションズ

    • 人事DB管理 / People Analytics / 社内文書管理

  • 労務

    • 勤怠管理・給与計算 / 社保手続き / 安全衛生 / 福利厚生 / メンバーリレーション(産育休・不調者対応 etc.)

同じ人事という領域にまとめられているとはいえ、業務内容や大切にすることはそれぞれ異なってきそうですよね。

いわゆる「使う筋肉」も結構違う。それゆえに、組織がこれらの単位で機能別組織化することも多いと思います。

そうなってくるといずれは個別組織単位でのコミュニケーションが中心となり、個別文化が形成され、下手したら組織同士で対立してしまうなんてことも・・・・・・?

人事の文化を形成する共通の価値観ってなんだろう?

こんな状態でありつつも、私としてはカミナシの人事はワンチームで在りたいと思うんですよね。人事領域の担当全体で同じ方向を向いていきたい。

では、そのためにはどうしたら良いのでしょうか。

・・・

前述の各人事領域の業務は以下のようにも言い換えられそうです。

  • 採用は、メンバー(メンバー候補者)のキャリアと組織の成長に向き合う

  • 組織開発は、メンバーやチームのパフォーマンス最大化に向き合う

  • 人材開発は、メンバーの学習や成長に向き合う

  • 労務は、メンバーの健康や安心に向き合う

いずれにしても人と組織に向き合っているんですよね。

私が個人的に「人事とは?」という定義の中で一番気に入っているのが、『図解 人材マネジメント 入門』の著者でもあられる坪谷 邦生さんが用いられている『人を生かして事を成す』という言葉です。

私たち人事は、プロダクトをつくったり、それをお客様の元に直接届けるような役割ではありません。

だからこそ、それを担う彼ら彼女らへの支援や協力を通じて、顧客価値の創造を実現している。そういう解釈をできる言葉だなと思い、自分の価値観にとても合っているなと感じています。

これらをふまえると、人事として共通して持つことのできる価値観として、以下のようなことが言えるのではないかと思います。

向き合う個別のトピックは違えど、顧客価値をつくるメンバーやそれを届けるメンバー彼ら彼女らに向き合い、支援あるいは協力することでメンバーの成功を通じて顧客価値の創造に貢献する。

カミナシの人事は「人を生かして事を成す」にどう向き合うのか

冒頭にご紹介したとおり、カミナシは会社のバリュー(価値観)として『現場ドリブン』『全開オープン』『β版マインド』という3つを掲げています。

この3つの会社バリューを基盤とした上で、人事としての価値観として併せ持ちたい『人を生かして事を成す』という考え方をかけ合わせたもの、それがカミナシ人事のバリューやカルチャーと言えるのかなと思います。

カミナシ人事にとっての「現場ドリブン」とは……徹底的にメンバーと時間を過ごすこと

人事にとっての現場とは、間違いなくカミナシのメンバーやチームです。

今、目の前にいるカミナシメンバーやチームの事情、考え、感情に向き合い考えて、最善の解を導き出すためには、遠くから眺めるのでもなく、人事の一般理論を鵜呑みにして振りかざすのでもありません。

今まさにここにいるメンバーのことをゼロ距離で知る愚直な努力をする。直に会話し、一緒に考え悩む。そいうことを大切にする考え方が重要なのだと思います。

カミナシ人事にとっての「全開オープン」とは……規律をもちつつ徹底的に情報公開する

人事はオープンしてはいけない情報へのアクセス権限があります。それゆえに「クローズド」が癖になってしまいがちなのではないかなと思います。

だからこそ、意志を持って情報に臨むことが必要なのかなと。オープンにするべき事柄を見定め考え、きちんとオープンにしていくことに強い意志を持つ。

そうして、人事が秘密機関ではなく、親しみをもって信頼できるパートナーになっていく努力をすることが求められるのかなと思います。

カミナシHRにとっての「β版マインド」とは……誠実にトライ&エラーを繰り返すこと

制度策定など全社メンバーへの影響力を持ててしまう人事は、失敗を恐れて、不確かなことをするのが怖くなるかもしれません。

しかし、カミナシは未開拓の事業領域で戦い、いままさに急成長しています。そして、それに併せて組織もめまぐるしく変化をし続けています。

人事は、それに対して常にベストな支援をしていきたいし、そのためには既存のやり方や過去の成功体験に依存せず、新しいことへのトライ&エラーと、それをスピーディーに実行することが必須です。

真摯に、誠実に実行すれば、みんなが逆に支えてくれるはずなので、挑戦をしていくアクションを取り続けないといけないのだと思います。

カミナシHRの夜明けを一緒に見ないか?

急にどうした?と思わないでください。大丈夫です。

こんなことを書いてきましたが、実はまだひとり人事です。

かつ自分は現在、人事マネージャーでも人事の管掌役員でもないので、チームを組成してマネジメントしていくことがミッションでもありません。

ただ、一人目人事としてのミッションの1つとして、『自社の人事の在り方を考え、定義し、実現のために行動していく』こともあるのではないかと最近思っています。

ということで、だいぶ未来の想像をしながら、色々考えてみました。

とはいえ今現在でも、やらなければいけないこと、やりたいこと、色々あります。

これから人事が組織化していく過程、言うなれば『カミナシHRの夜明け』を一緒に迎えてくれる方がいればとても嬉しいです。

今後の人事の組織強化を実現するべく頑張りたい!

人事の組織化がんばる 〜カミナシHRの夜明け〜

おわりに

お付き合いいただきありがとうございました。明日のアドベントカレンダーはアルプ株式会社の深澤さんです!

Meetyもお気軽に!


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