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「分かるかなこの気持ちが? 分からないよね!」

 2023年6月27日(火)。21時21分。

 メモ:「分かるかなこの気持ちが? 分からないよね!」

 こんにちは。井上和音です。

 暑いですね。職場では空調が効いているのと、多分、建物が新しいので凍えるように寒い日々が続いています。職場ではシャツの上からカーディガンを着る始末です。職場を出てすぐは「ああ、このくらいの気温が暖かくて丁度いいな」と思っています。ところが、電車に乗り、自転車で家に帰り着くころには暑さと湿度で参ってしまっています。そして家では。ええ。普通の家なのでいくらクーラーを効かせようと職場のような涼しさは手に入れることが出来ず。くたくたのなかを食事をしたりお風呂に入ったりしています。

 お風呂の後にのぼせることが多くなりました。

 イヤホンを買ってから電車の中ではワイヤレスイヤホンでYouTube Premiumを聴いているのですが、イヤホンの音質が有線イヤホンのほうが良かったような気がしていて少し困っています。音量を大きくしているのが耳に大丈夫なのかなと少し不安になります。音質が少し悪くなり、しかしながら音楽ならなんでも聴いていいよという状態に変わったので最近は英語のラップを聴いています。なんとなく、英語のラップを聴きながら電車の中をぼーっと眺めていると、少しだけ英語の意味が分かるのと、英語を聞き取る際には発音のスピードが速いために脳が少しだけ速く稼働しているような気がします。電車の中で少しだけ思考が出来るようになりました。ワイヤーに引っ張られることもなく、眼鏡でなくコンタクトレンズなので首をもたげることもなく、姿勢を正しく少し上を向いて音楽を聴けています。姿勢が正しくなると、心持ちか疲労感も少しは和らぐような気もしています。

 「こんにちは。年賀いやがらせです。井上さん、メモの話に入りましょう。導入が長すぎます。え? これは言っていいのか分からない? いやいやいや井上さん。今までも」

 というわけでメモの話に入りましょう。

 少しえげつない話をします。えげつないというか下劣な話だろうと思います。西尾維新先生の小説ではそういう話はあまりされてこなかったので私も避けてきて。

 早くメモの話に入るんだ。怖がらなくていいよ。早くこっちの世界へ来なよ!

 「分かるかなこの気持ちが? 分からないよね!」

 はい。この台詞せりふですね。どこから出てきたのだろうこの台詞はということですが、大人が見る映像でこの発言が出てきました。

 下劣な言葉を極力使いたくないので大人が見る映像でいいでしょう。ええ。大人が見る映像ですね。

 大人が見る映像を、私も大人なのでよく見るのです。そう、この台詞との出会いは昨日でした。

 束縛ものってやつですか。束縛ものって大人が見る映像ではよく登場すると思いますが、大抵は女性が束縛されるものが多いのですが、昨日出会った映像では男性が束縛されていました。

 手を縄で縛られて。

 何も言わない男性。イケメン。

 なのですが。その中の女性が一方的に男性に話しかけるのです。

 「心の中がぽっかり空いていたんだ」

 とかはまだ大丈夫でした。大丈夫というかいつも感じだなとかその程度に思っていました。

 ところが徐々に女性が話しかける声の音量が大きくなっていきました。

 そして。

 「分かるかなこの気持ちが? 分からないよね!」と言いながら一方的に好意を、もとい、行為を続けていくというものでした。

 「分かるかなこの気持ちが? 分からないよね!」

 この台詞ですよ。ええ。質問文の後に、決め付ける文章が入っているのです。

 びっくりですよこれ。ええ。束縛されて女性のやりたい放題にやるシチュエーションは大人の行為ではないにしろ、例えば西尾維新先生の偽物語にせものがたり上で戦場ヶ原ひたぎさんが阿良々木暦くんを拉致監禁して、手錠を掛けさせてペットボトルの水を一方的に飲ませたりして。ええ。あのときは溺死させようとしていましたね。懐かしいです。

 しかしながら、その一方的な戦場ヶ原ひたぎさんの行為──女性側の行為の中にも会話はあったわけです。西尾維新先生は流石と思うのが会話をしながら台詞だけでとんとんと面白い方向へと向かわせていくのです。最後は結局、《《からん》》っと手錠が取れて終わる拉致監禁だった記憶があります。

 しかしながら、あれは小説とかアニメだったからまだ大丈夫だったのです。両手に手錠を掛けられてほぼ不眠不休であんなに男性側が喋れる元気があるわけないだろうとかは思いましたが、あれは小説でありアニメであり現実では無いので。するっと受け入れられはするのです。

 しかしながら、今回の大人が見る映像では、現実の人間が束縛する側される側に回っているのです。そして何より会話なし。一方的に女性が喋り続けるのです。

 「分かるかなこの気持ちが? 分からないよね!」

 と。

 恐らく99%は台本に台詞があるのだろうと思います。現実でこのような状態になったとき、女性のほうから一方的に好意を持たれてしまった際の究極の場面を見てしまったかのような気がしました。男性が全く喋らないのも台本でしょう。

 「分かるかなこの気持ちが? 分からないよね!」

 はい。この台詞を分析してみましょう。まず質問文を投げかけるのですが、その次の言葉が相手の発言を待たずに決め付ける言葉を浴びせます。すなわち女性側が創る世界でその場面を征服してしまっているのです。男性側に自由無し。女性側は相手の気持ちを考えるとかそういうレベルでは無くて、多分、男性側を領域支配に入れることだけを目的とした好意並びに行為に及んでいます。

 驚き桃の木山椒さんしょの木。

 やっべえなこれはというのが感想でした。

 「しかしながら、井上さんが望んでいた恋愛ってこういうものではなかったのですか。『僕何もしていないけれど女性のほうから一方的に好意を与えられて女性側の思う通りに自分が動かされて、何かよく分からないけれど恋愛がどんどん進んでいくなあ、参っちゃったなあ』とか思うのですね。自分からアタックしていないのに勝手に物事が進んでいく。能動的には何もしないのに恋愛が成就していく。相手のほうからしびれを切らして一線を超えた関係になってしまう。僕は何もしていないのになあ。まあ、一方的に好意を貰えたからちゃんと返さないと駄目なのかな。とか」

 思ってましたね。間違いなく。

 そして一方的に好意を与えられることのない世界線だったら別に恋愛とかしなくていいし、別にもう結婚とかもしなくていいのかなとか思っていました。

 というか、思っています。現在進行形です。

 しかし、本物を見てしまったら結構えげつなかったです。多分客観的に見た自分の立ち位置を直喩で表現するならば、ツイッターでたまに見る砂浜で極限まで露出しているおじさんに対して警察官が「あれでも法律的にはオーケーなので取り締まることは出来ないのですよ」と言っている画像のなかで、親と来ている小学生の男の子が「すげえ……」とつぶやいている画像があると思いますが、その小学生の男の子になったような感じがしました。「女性からの一方的な好意の究極形をドラマ仕立てで表すならこうなるのか。すげえ……。えげつねえ」と放心している感じですね。

 私は恋愛とか出来るのでしょうか。すげえ……えげつねえと思ったところでこれから先も人間関係においては自分から関りに行くことはしないようにしようとは思っています。自分から関わって加害者っぽいことになってしまったら人生を棒に振るような気がしていますからね。誰か私を一方的に好きになってくださいな。出来れば自分が好きな人から一方的に好かれたいですね。そんなドラマがあるわけないのですけれど。

 いつか適当に結婚でもしていそうな気がしています。そんな感じの人生でしょう。

☆☆☆
 今日のロアッソ熊本のコーナー。

 J2第22節。vs.ジュビロ磐田。HOME。0-2。負け。●。J2第22節が終わった段階でのロアッソ熊本の順位、11位。

 粟飯原あいはら選手のシュートがバーに阻まれたのが悔やまれますね。ゴールキーパーの田代選手のスターセーブを見ましたが流石ですね。素晴らしいゴールキーパーです。

 また、U-17日本代表ではロアッソ熊本の道脇豊選手が大活躍しています。引き抜かれそうな気がして怖いです。大黒コーチから前線での動き方を教わって見違えるように点取り屋へと変わりました。熊本から神童の誕生ですね。U-17ワールドカップも頑張ってください。
☆☆☆

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