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【世界情勢:考察】2022年で人類は終わるのか?

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 作者はただのフリーターであり、国際政治専門家でもなければ、感染症に詳しい医療専門家でもありません。ただの一市民の考察としてお読みいただければ幸いです。

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 2022.3.16(水)
 新型コロナウイルスの新たなる変異株がブラジルと北欧で観測された。「デルタクロン型」という。かつて致死率の高い「デルタ株」と感染率の高い「オミクロン株」の両方を併せ持つ、新たなる感染症の変異が確認されていたという。

 日本で議論されていたのは「オミクロン株 BA2型」という「オミクロン株」の亜種が今後流行るのではないかと懸念されていた。現実はその想定をはるかに超える新型コロナウイルスが誕生した。

 「不幸には底がない」という西尾維新の言葉だがまさにその通りで、オミクロン株が比較的落ち着いたとみられる日本──それでも充分新規感染者は多いのだが──にとっては致命的なニュースとなった。オミクロン株の感染力を持ち、デルタ株レベルの致死率を誇るウイルスが、当たり前のように発生した。それだけで、人類にとっては神に試されているかのように感じる。

 また、国連常任理事国で拒否権を持つロシアがウクライナに軍事侵攻した。みなは「ここが最悪」と思ってしまうのだが、西尾維新の言葉を借りるならば、やはり「不幸には底がない」という言葉が脳裏に浮かぶ。ウクライナ軍や市民が決死の抵抗を見せた。それに呼応するように、国際的に経済制裁を一斉に課した。外資系企業も次々とロシアから撤退した。国連ではロシアを常任理事国から外すような動きも見られる。そういった、ロシアを「あまりにも追い詰める制裁」は、かつてナチス政権が誕生したドイツのように、かつて国際連盟から脱退し、軍事国家と様変わりした日本のように、新たなる暴挙を生み出す可能性は充分にあるのだ。経済制裁で委縮した国はあっただろうか。経済制裁で戦争を止めた国はあっただろうか。反対に国民感情が団結し、「我が国以外はみんな敵」というような世論になり、国際秩序に挑戦を促す世論に変わっていく。ロシアへの経済制裁を止める力は別に私にはない。ただ世界を傍観し続けるしか方法はない。しかし、核を持った国を徹底的に追い込む姿は、世界を滅ぼす力を持つ爆弾に、火をつけたかのようなそのようなイメージが湧く。刻一刻と爆弾へと火──国際的な経済制裁、ないしは外資系企業の撤退──は爆弾へと近づいていき、遂に爆発してしまうような、そんなイメージが簡単に湧いてくる。

 「デルタクロン株」の登場は「不幸には底がない」という教訓を強く思い出させるものとなった。核を持つ国の暴挙にも憂慮し始めた。2022年、世界は終わりの始まりを踏んだのか。2023年の世界はどうなっているのか。10年程度で人類は滅んでしまうのか。ただの憂慮で終わればいいが。

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