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仕事術:「組織と書いて矛盾と読む」についての考察

2023.12.24
私が会社員時代、年や年度の切り替わり時に組織変更が行われることがありました。これは、管理職側が現状の組織に改善すべき点があると判断した時や昇進や管理職の入れ替えが発生した時、または意図不明な組織変更もありました。
私はそのたびに矛盾を感じ、憤慨していました。組織変更により異動させられる側からすると、「なぜこんな組織変更が行われるのか」と不満が生じます。

時を経て、私が組織変更を行う側の立場になると、古い組織の弊害が見えてくるため、タイミングを見計らって組織変更を行うようになりました。つまり、一般職の視点と管理職の視点では同じ組織でも全く違う景色に見えるものです。

本来、組織とは人々が協力して特定の目的を達成するために集まった集団のことです。しかし、個々の人が組織に求めるものは異なるため、矛盾が生じることがあります。

管理職と一般職、また一般職同士でも、価値観の差が存在し矛盾を感じます。また、単に好き嫌いで反発することもしばしばありました。

しかし、組織がずっと同じままでは停滞するばかりです。思い切って組織変更を行うことで、組織内の矛盾が存在していても、変化により新たなアイデアや創造性が生まれることを期待します。異なる意見や視点がぶつかり合うことで問題解決やイノベーションが進むのです。

組織変更を成功させるためには、管理職側はなぜ組織変更を行ったのかを明確に説明する必要があります。一般職側はその目的を理解し、組織変更によって成果を上げることが求められます。双方向のコミュニケーションが重要であり、組織の目標を明確にすることも必要です。組織の目標を数値目標やKPIとして設定することは、組織運営において有効な手段です。矛盾は上司側と一般職側の成長の機会となります。矛盾を改善していくことは組織の改善に繋がり、業務効率向上にもつながります。

さて、今日はこのへんで
知識をinput 知恵をoutput
inoueでした。

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