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組織論:組織は上位20%の強化で強くなる! 管理職の基本的なマネージメントの考え方

2024.2.13
今日は組織の運営について書いてみたいと思います。

管理職となった時、組織を運営していくことになるわけですが、組織の中には優秀な人材やまだ成長途中の人材、ベテラン、新人など、さまざまな人がいます
管理職の仕事は、そうした様々な人材を活躍させ、組織としての成果を上げるかということです。

これがマネージメントです。

私の実体験では、組織の上位20%がこの組織を引っ張っていく上位層、次の60%が普通の層、そして下位の20%がまだ業務レベルが低いかやる気のない層、といった感じになるようです
この傾向はパレートの法則や働かないアリの理論にも通じるもので、組織に共通する傾向だと思います。

管理職はこの傾向を理解しておくことが重要です
パレートの法則にしたがえば、上位20%が全体の80%の業績を生み出すことになります
私自身も実感として近いものがあります。

管理職は下位の20%が気になって、この層の底上げをやりたくなります
新人は今後組織を背負っていく可能性がありますから、成長できるようにいろいろな仕掛けは必要です
が、ある程度経験を経ても下位にいる層は管理職がかけたパワーに対しての成果は期待できません
下位層に注力すると組織全体のパフォーマンスが低下することも多いです。

私が会社員時代実際に組織のパフォーマンスを向上させるためにやってきたことは、上位20%をさらに強化することです。

上位層がより活躍できる組織になると、成果がアップします
組織全体が成果を上げ、隣の組織より強くなります
さらに活性化し、また強くなる好循環が生まれます。

そのためには権限と責任を委譲し、業務範囲を拡大してあげることです
そして結果を適切に評価し、認めてあげ、褒めること、さらに上の業務に挑戦させることです

この層のトップをサブリーダーにして経験や知識をつけさせ、次のリーダーを担えるような人材育成を行います
サブリーダー間での競走も彼らの成長に必要です

上位層が活躍することが、中間層や下位層も引っ張られてレベルアップしていきます
逆説的ですが上位層をテコ入れすることで下位層も底上げされます
どうにもならない人も存在しますけどね・・


理想的には上位層が30%になると組織として最強になります
私が組織運営していた際には上位層をいかに強くして、この層の割合を30%にすることを目指していました
私が定年する際の組織は直接の部下が100名ほどでしたが、この理想に近い組織を作ることができました


こういった理想的な組織を作ることが管理職としての醍醐味ですね。

少し長くなりましたので続きは、また後日書きたいともいます。

さて、今日はこの辺で
知識をinout 知恵をoutput
inoueでした。

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