民間発酵で欠落している点

インスタライブで語ってるけど、文字でも書く。
理由は業界を守りたいからであるし、これ以上食品業界の締め付けは最早待ったなしだから。
コロナもあってほんと死にます、この業界。

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胡瓜を乳酸発酵させたら
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酸っぱい胡瓜（ピクルス）が出来る

リンゴジュースに酵母を入れてアルコール発酵させたら
↓
シードルが出来る
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こんな小学生レベルの話が何故伝わらないんですか？っていう。
ウチの息子（小４）でも余裕で理解してます。
おにぎりを焼いたら
↓
焼きおにぎり
これは伝わるじゃん、作らなくても。

だからね、伝える人が出来上がった物が何かを明記すればいい話。以下の事やってるからダメなんです。
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リンゴジュースを発酵させたら
↓
なんか美味しくて健康によさそうな飲みの物が出来た
（上との違いが解らない人は間違い探しの如く見てください）
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何を作ってるか解ってない

これが問題の本質。
別にアルコール発酵の過程とか、酵素とかそんなもんどうでも良い、本当に。
むしろ持ってくる必要ないレベル。
我々食品業者にはカロリーから添加物から塩分濃度から何から何まで表記させてるのに、自分は何作ってるのか明白になってないし、流行らせる方が明確にしない。
こういうと反論で「明確にする必要が無いし、健康に良いかもしれない」と言われるかもしれんが、それはその通り。
明確にならない健康効果の物はある。
だがしかし。
それなら、我々食品業界にも「なんか健康によさそうな物」ってだけで売っても良いわけですよね？
ちょっとこれは乱暴な言い方だけど。

さらに怖い自己責任論

でも、それよりもさらにさらに恐ろしいポイントは以下なんです。
このリンゴジュースを発酵させて美味しくて健康によさそうな（得体の知れない）物を飲んで起こる健康上のアレコレ。
これは「自己責任」って事になるんです。
理由は、販売者不在、金銭のやり取りが無いから、です。
だって自分で作ってんだから。
考えてみてください。
何作らせてるか明確にしないのに、そこに自己責任を持ってくる、という世界。
あり得ますか？
本当は明確なんです。
本当は死ぬほど無責任な世界が流行ってるだけです。
昔の人が散々やってんだから。
リンゴジュースに酵母入れて混ぜずに発酵させたら、高確率でシードルが出来ます。
出来なきゃ、それは何発酵かわかりません

そっちはそっちで怖い。
そもそも、そんなもん子供に飲ませるな。

解りきった事は解りきった状態で伝えるのが筋ってもんです。
シードル作ったけど腐敗してて飲んで腹壊した、これは自己責任でしょう。
出来たシードルに未知の栄養が入ってるかもしれない。
それは否定しません。
美味さもめちゃくちゃ美味しい物が出来るかもしれない。
それで良いです。
でも、シードルでしょ？
シードルごとのアレコレまでは知らんけど、自分が何を作ってるかぐらい明確にしてから作るのが普通でしょ？
何か体によさそう、好転反応が出るような、それが出て状態が改善するような、極めてあやふやですよ。
料理で例えたら、何が出来たか解らん物を提供しますか？
健康に良いからと、なんかグチャ～っとなってるもん食いますか？

せめて、何を作ってるか、それを明確にして作ってください。