マガジンのカバー画像

エンタメレビュー

26
本・映画・漫画・アニメ・ドラマ・音楽・その他カルチャーやコンテンツについて、批評や考えたことを書きます。
運営しているクリエイター

#コンテンツ会議

辻村深月『傲慢と善良』書評。マッチングアプリでの出会いの本質を抉る小説

9月3日、理沙29歳、広告代理店。ヘッドフォンを持ち歩いてるところが良い。仕事好き。通勤しな…

いつかオードリー若林になりたかった

昔からずっと日陰を歩いてきた人間だった。根暗、陰キャと、表現の違いはあるが、日の目を見な…

社交性という仮面を被って生きていくことは悪なのか。『いちばんすきな花』3話で思っ…

「本当の自分」を曝け出して、理解し合える気の合う人と出会えることは尊い。昨日、そういうno…

気が合う人と出会うのって尊い。『いちばんすきな花』2話が同じ境遇すぎる

気が合うと思える人と出会ったときって、シンプルに嬉しいし尊い。 僕の場合、仲良くなるのは…

10年前の僕は、tofubeatsなんて聴きながら恋をしていた

満員のフロアで流れる音楽に、僕はいまいち乗り切れないでいた。 音楽で身体を揺らしながらも…

一番好きな人になれない。『いちばんすきな花』1話で思い出した昔のこと

誰かひとりの一番好きな人になることは、なんて難しいのだろう。 大昔の思い出だが、好きな人…

ミスチルのように生きられたらいいのに

高校の頃、Mr.Childrenが大好きだった。 最近また、昔の曲を聴くようになって、ミスチルの曲の歌詞にあの当時とは違う感覚を抱くようになった。 ミスチルが歌う曲は、日常の小さな幸せを歌ったものが多い。30代になった今だから思う。こんな風に生きられたらどんなにいいだろう。 「Sign」は日常となった愛=パートナーや家族との愛を歌っている。 付き合って、あるいは結婚して、ある程度一緒に過ごしていて、その愛はすでに日常なものになっていて、だけど確かなものとして存在してい

元引きこもりだけど共感を諦めたくない。「あ、共感とかじゃなくて。」展を見て

先日まで東京都現代美術館で開催されていた「あ、共感とかじゃなくて。」展。「共感」をテーマ…

『寝ても覚めても』のラストシーンが映画史に残る理由。川を通して愛は修復される

映画『寝ても覚めても』は本当にとんでもない映画だ。はじめて観たときは、クライマックスの展…

愛はやり直せるのか?映画『マリッジ・ストーリー』に答えがあった

「愛することは技術だ」と言い切ったエーリッヒ・フロムの『愛するということ』を読んで衝撃を…

クリストファー・ノーランの原点、驚異の自主映画『フォロウィング』映画評

クリストファー・ノーランの最新作『TENET テネット』が公開されました。 コロナ禍によって映…

面白い自主映画を見つける方法

今年も自主映画の祭典、ぴあフィルムフェスティバル(PFF)が始まりました。 日本で最も有名…