ツボの浅さは、生きやすさ

根暗、心配性、頭の回転が遅い。
我ながら、生きるハードルの高そうな人間性である。

「そんなに考えて、つかれないの?」
付き合いが長い友だちからも、いまだ本気で心配されることは珍しくない。

複数人での会話では、返答スピードに着いて行けず空気と化してしまう。

流れが速く、情報に溢れた現代では、燃費の悪いパーソナリティーだと思う。

そんなわたしにも、無限の生きやすさを感じられることだってある。
みんな大好き、「笑うこと」だ。

実は、驚くほどにツボが浅い。
親父ギャグの類でクスっとするし、芸人のボケは大概おもしろいと思う。

自分はツボが浅いらしい、と自覚したのは中高生のころ。
当時は、コンプレックスのように感じていた。

「今のおもしろいかなー」
「笑いすぎじゃない?」
なんて言われ、幼稚な気がして恥ずかしかったから。

でも、大人になってツボ浅いの最強では?と思えている。

「コスパいいじゃん」
会うたびに笑い転げるわたしに、友達が言ってくれたのがきっかけだ。

確かに、ツボが浅いとささいなことで楽しくなれる。
笑いがもたらす幸福効果は莫大で、病気も治ってしまうらしい。

たまに予想外な場面でドツボにハマってしまい、笑いをこらえるのが大変なことはある。
電車の中とか、仕事中とか。
でも、不機嫌でいるよりはずっといい。
クヨクヨしやすい性格なんだから、笑いを味方につけてしまえ。

笑ってばかりの人生、上等じゃないか。

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