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わたしの労働改善宣言

仕事はお金じゃない。
社会に出て早4年、改めて実感している。

無論、学生のころからわかってはいた。
でも、世の中はお金を圧倒的に持ち上げる。
収入が低い仕事のことを「やりがい搾取」だとか強い言葉で威嚇してまで。

なんて居心地の悪い価値観なんだろうか。
と思いながらも流されてしまったのは、わたしの弱さ。

お金はもちろん大切だ。
でも、人生の長い時間を占める仕事なら、楽しさの方を重視したい。
そんな自分の思想を、信じることができなかった。

結果、興味関心がない分野で働いている。
仕事をこなすことによって、対価を得ているのだから、手を動かすことはできる。
慣れてしまった今は、半ば自動的に作業を進められる。
でも、義務感でこなすと心はすり減っていく。

なんのためにこの商品を売っているんだろうか。
どこかの会社の、知らない誰かに役立っていることは、頭で考えれば理解できる。(BtoBなので)
だけど、自分が価値を感じていないものを、会社の売上のために宣伝するのはとても息苦しい。

ありがたいことに、今の仕事ではそこそこ余裕のある生活をできている。
家賃が安く、大金を必要とするような娯楽はしないので、貯金も右肩あがりだ。
喫茶店を満喫する、読みたい本を買う、年に数回は旅行だって楽しめる。
なのに、心はいつも満たされていない。
むしろお金と引き換えに、心を犠牲にしている自分を呪いたくなった。

お金は大切だ。でも、お金より大切な存在を守るための手段でしかないとも思う。
人によって、守るべきものの数は違う。
たくさんお金が必要だから、楽しさよりも報酬を優先したい人がいるのも理解はしている。

でもわたしは、お金だけがモチベーションの働き方に、もう限界を感じている。
周りの価値観に流されて、心をだまして働いて、やっと腑に落ちた。
隙あらば、「人生の意味」を問い続けてしまう性質なもんで。
自分なりの「価値」を感じられないことは、耐えがたい苦痛だった。

お金のために、楽しさを見失ってまで働くのなんて嫌だ。

ずっと断言するのを躊躇っていた。
お子様な考えだと言われるのが恥ずかしかったからだ。
だけど、自分の大切なものを受け入れて、信じようと思う。
空虚な気持ちを抱えて働き続けるくらいなら、お子様でいる方を選ぶ。

そんなわけで、仕事を変えるべく動き出すことに決めた。
今までと同じ過ちを繰り返さぬよう、求人を吟味する予定。
目先の条件に踊らされるのだけは、絶対回避する。
楽しさを感じられることはいろいろあるけど、「書く」や「コーヒー」に関われる分野が良さげだと仮説を立てている。
とはいえ、動きながら整えていくつもりなので、行き着く先はまだわからない。

いのすけの働き方改革、はじまりはじまり。
今まで通り生活を営みつつ、仕事探しに進展があればnoteに書いて共有したい。



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