麺3種

【15杯目】3種の麺を食べ比べ

イベント出店がたて続いたり、島で猪が獲れまくったり(1日1頭ペース)とか何とかで、中々試作の機会を逃していましたが、やっと時間が取れたので、以前からの懸念であった『麺』の改良に着手です。

最終的には自家製麺を夢見てますが、製麺機のあてがない現状では、とりあえず、違った製麺屋さんに頼んでみることにしました。

色々と勉強になります。

「番手」・・・麺の切り刃の単位。つまり、麺の太さ。30mmの幅で何本 の麺が取れるか、という単位ですので、数が多いほど細くなります。  「卵」・・・アレルギー対策のため、不使用のものもあり。       「くちなし」・・・麺の黄色をつける着色料。入れてない麺は白っぽい。 「加水率」・・・一般的には小麦粉の重量比で35%前後。加水率が高いほどモチモチ・ネチョネチョとした食感になり、少ないほどボソボソと粉っぽい食感になる。                             「ちぢれ麺」・・・ギザギザした刃で切るわけではなく、切ったストレートな状態の麺を保存時or茹でる前に手でギュっともんでちぢれさせている。  

とまぁ、組み合わせ方でざっと千を超える種類がありまして、全て試すのは無理なので、今回は、番手と加水が異なる3種で実験してみることにします。 

あと、細かいアレンジもちらほら。

↓背骨だけの抜骨になる解体が増えてきたので、今回は背骨のみ使用。

↓お肉も使ったことの無い高級部位「ヒレ肉」を使用

↓味付けは最近定番化しつつある「塩レモン」

作業工程はいつもと変わらず。スープは約6時間、肉は約3時間ほど煮込んでタレ漬けに、というやり方です。

だんだん、手馴れてきた作業♪と思いきや、、、ガ━(゚Д゚;)━ ン

・・・ヒレ肉崩壊!

柔らかい部分で、ささ身みたいな感じだから、長時間の加熱に耐えられず、繊維状に分離してしまいました。。。高かったのに(泣)

でも、食べられそうなので一応漬けにしていただきます。見た目は焼豚というよりほぐし肉みたいです。。。

その他は特に問題なく、3種類できあがり~☆

①の麺

②の麺

③の麺

並べて見ると、違いが分かります。食べ比べてみると、、、        ①・・・スープの絡みは一番ある。食感もGOOD。            ②・・・麺自体の歯ごたえ、旨みは一番。味の相性は良さそう。      ③・・・やや粉っぽいか。スープの絡みがいま一つ。

印象としては①or②.スープ自体に粘度が低いため、細麺では拾いきれないのかもしれない。ただ、少加水麺との相性がよくないことははっきりした。

正直、あとは甲乙付けがたい。。。う~ん、どうしよう??多加水で20番くらいの方がいいのだろうか?それとも、もっと太くする?

どうやら、結構奥が深いぞ『麺の世界』。

凝りだすとキリがなさそうだけど、敢えて凝ってみよう。。。

ん~、スープもまだfixしてないのに、新たな壁現る!

本当に心から納得できる「完成品」はいつ出来るのだろう・・・?


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