見出し画像

トースターで、揚げない分厚いトンカツの作り方

時々、漫画にでてくるような料理を食べたくなることはないでしょうか。

すべてが四角いステーキとか、原始人みたいな人がたべるあの肉。

肉ばっかり例にだしてますが、今回は、ご家庭でつくるには考えられないぐらいの厚みのトンカツの作り方をご紹介したいと思います。

しかも、カロリーが気になる皆さんにも安心なように、そして、片付けが簡単なように、揚げないカツになっていますのでご安心ください。

記事の最後に、ようするにこういう料理、ということも書いてますので、途中経過を飛ばして結論だけ知りたい方はそちらを見ていただいてもいいかと思います。

では、さっそく順を追って説明していきたいと思います。

まずは、巨大な豚ロースかたまりに下味をつけます。

状態のいいバラ肉でもいいでも問題ありませn。

いわゆる、トンカツ用で売られているものは、厚みがないので、今回は、固まり肉を二つに分けておきます。

ちなみに、これは、火の通りが悪くなるという理由ではなく、これを一人で食べるには量がありすぎるから、二つに分けたにすぎません。

画像4

下味には、塩・胡椒を強めに振りかけます。

(うっすらとした塩味では、衣のせいで味が感じにくくなってしまいますので、あえて強めにかけます。弱気になると、あまり味がしないトンカツになりますの注意です)

ちなみに、クレイジーソルトなやつも振りかけてもおいしくなります。

できれば、前日あたりに下味をつけてペーパータオルにくるんで保存しておくと、味しみがいいのですが、時間がない場合は、30分前ぐらいでも十分それっぽくなると思います。

前日から漬けておくと、色鮮やかになっていますので、調理前からうまくいきそうな雰囲気がでて良い感じです。

続いて、パン粉をフライパンで乾煎りします。

画像1

こんな感じです。

トンカツの量に合わせて調整してもらえればと思いますが、小さいフライパンにパン粉を入れて、茶色になるまで木べらなどでかき混ぜ続けます。

今回のトンカツは、先にパン粉を煎ることで、油であげなくてもいい感じにすることを目的としています。

量にもよりますので、色を目安に5分くらいまぜまぜしてみてください。

画像2

まだ、白いパン粉が混ざっていますが、これが無くなるぐらいがころ合いです。

途中から一気に色づきはじめますので、パン粉の様子を気にしつつかきまぜてください。

あとは、お馴染みの光景です。

画像3

煎って茶色くなったパン粉。

小麦粉。

溶いた卵です。

小麦粉は、肉の表面につけばいいだけですので、最低限の量をビニール袋にいれておきます。

そして、下味をつけておいた肉を入れます。

画像5

小麦粉があまるともったいないので、袋の端をもって振ります。

画像15

空気を含ませながら振ることで、表面につきやすくなります。小麦粉の節約にもなるので一石二鳥です。

右手の小指が伸びているのは、打撲によって曲がりずらくなっているためですのでお気になさらずに。

画像7

小麦粉をつけた肉を、溶いた卵の中に入れます。

混ぜ方は適当でいいですが、白身が適度に崩れているのがいいでしょうか。画像では、全然よく混ざっていませんが、まぁ、適当で大丈夫です。

このあたりは、よくある作り方だと思いますので、しっかり衣をつけてもらえればと思います。

画像8

パン粉はある程度余熱がなくなってから使ってください。

熱いままでも問題はないですが、まぶしている自分の手が熱くて耐えられなくなります。

画像9

すでに、おいしそうな雰囲気が漂っています。

ちなみに、耐熱皿の上に、オーブンシートをのせたものをつかうと、後始末が楽で便利です。

あとで、シートごとくるんで粉ごと捨ててしまえます。

画像10

オリーブオイルを適量かけます。

かけすぎて、肉の下に流れてたまらないように注意してください。軽くかけるだけで大丈夫です。

油であれば基本どんなものでもいいですが、癖の少ない油であればなんでもいいです。

つかう油はこれぐらいなので、大量の油で揚げるよりもぐっとヘルシーといえるのではないでしょうか。

トースター機能のあるレンジに入れます。

オーブンじゃなく、トースターで行ってください。

オーブンでもいいでしょうが、ご家庭で簡易的につかえるトースターが火力の面でも利便性を考えても、非常に効率的です。

まずは、片面10分焼きます。

画像14

すでに焼けていそうですが、裏返してもう10分焼きます。

トンカツそのものの厚さにもよりますので、微調整してみるとよいかと思いますが、だいたい片面10分、もう片面10分の計20分で十分に火が通ります。

できあがったものが以下。

画像11

この厚みは、油で揚げるとなると大変です。

生焼けになる可能性が高く、技術力も必要になります。

画像12

半分に切りました。

ちょうどよい色合いになっていますね。

別の皿に盛ったものが以下。

画像13

事前に下味もつけているので、分厚くても味がしっかりしていますし、トースターで20分焼いているので、火が通っていないということもまずありません。

揚げないトンカツのポイントを短くお伝えするのであれば、

1、下味をつけた肉に、

2、煎ったパン粉(と小麦や卵)をつけて、

3、トースターで両面それぞれ10分ずつ焼いた

という部分につきます。

肉の部分を、豚肉ではなく、鶏肉にすれば、フライドチキン風になります。

その場合は、下味にオールスパイスとかの癖のつよいハーブ類をつかうとそれっぽくなります。

イノシシトトラは、油で胃がもたれてしまうほどの弱弱しい胃なので、こういったヘルシーさとオイリーさの妥協点を今後もみつけていきたいところです。

では、また。

〇材料

・豚肉(豚ロースかたまり)   300gぐらい(食べたい量ですね)

・パン粉            適量(生パン粉みたいなものでもいいですが、ドライな感じのパン粉のほうが、茶色くなりやすくていいと思います)

・小麦粉            適量(肉の表面につく程度)

・卵              1~2個(だいたい1個でたりますが、量によりけりですね)

・オリーブオイル        少量(表面にちょっとだけかける程度)

・塩コショウ          少々(両面にかけたほうがいいかもしれませんが、やや強めにかけることをおススメします)

・バジル塩           少々(クレイジーソルトのようなもの)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?