【芸人自伝#6】パワフルな母
ここで母の事を書いておこう。
母は25歳の時に僕を産んだ。
とてもパワフルな母で、実は全国ネットの番組にも3回、地方のバラエティ番組にも2回、R1グランプリ1回に出ている。
ちなみに我々はコンビで、ネット番組に1回しか出ていないので、母に完全に負けている。
そんな母は見た目は若々しく、かわいらしいおばちゃんなのだが、
とても気が強く、学生時代は聖子ちゃんカットのスケバンヤンキーで、かなりの負けず嫌いだったらしく、
学校行事の大縄跳び大会の練習中に足を引っ張ってた生徒を後ろから突き飛ばし、こけさせて怪我をおわせ、クラスを縄跳び大会を優勝に導いたという伝説の持ち主だ。
とんでもねぇエピソードだ。
もちろん先生からは怒られ、学校で問題になったそうだが、
クラスのみんなに感謝され優勝できた事に誇りを持っているとのスタンスを突き通したそうだ。
そんなパワフルな母は、父が失踪した後も祖父と祖母がいながらも女で1つで僕達を育ててくれた。
母のエピソードも順を追って書いていくのだが、
1番衝撃だったのが、僕が芸人として上京する際に
地元で単独ライブをやらせてくれて、地元1の
劇場(キャパ400人)を押さえてくれて、発売してすぐにチケット即完させたということだ。
そして、そのライブであまりウケてない僕らを見かねて、母がライブ中に突然飛び出してきてその日1の笑いを取って帰って行った。
母は強しというが、
こんな強い母はなかなかいないだろう。
まだ売れていない。
とぅーびぃこんてにゅー...
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