クーラーありがとう

 エアコンって一体誰が作ってくれたのかと気になって調べてみると、印刷会社から湿度を下げる機械を頼まれたウィリス・キャリアという人が作ったものがその原型らしい。それは20世紀初頭のことで、わずか100年ほど前である。人類は歴史のほとんどをエアコンなしに過ごしてきたらしい。近年の暑さを思うとちょっと信じがたい。

 昔は寝る前に1時間か2時間の切タイマーを設定していたが、上京してから夜通しクーラーをつけている。家を出る時だけクーラーを切るという贅沢な使い方をしてしまっているのだが、皆はどうなのだろう。8年前大阪で一人暮らしをしていた時は、8月に入るまでクーラーをつけずに過ごすほど節約していたのに。

 街中を歩いているとゆでだこのような顔で歩いている人を多く見かけるようになった。もちろん自分も負けずのゆでだこである。たまに涼しげな顔して歩いているロングヘアーの麗しい女性がいるが、あれはどういうことなのだろう。どういうことなのだろう、としか思えない。少し前まで自分もロン毛にしていたので、髪を伸ばしそれをくくらずに下ろしていることの凄さを実感した。驚きは倍である。

 これ以上暑くなったらもう本当に生活できない、皆んなで北上して上に集まるしかない。北海道は広いから大丈夫かな。

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