James Brown

 amazonで注文しようとするとたまに出てくる無料のプライム期間。登録すると意外とプライムビデオに見たいものがあることに気づく。YouTubeの10分くらいの動画に慣れていたためかしっかりしたコンテンツを観ると満足感がすごい。

 「すごいな…」「かっけー」と一人で観ながら呟いてしまうほどにJames Brownは最高のエンターテイナーであった。当時を知るものが語るエピソードに何度か部屋の中で声を出して笑った。もっとこの男のことを知りたいと思った。公民権運動、現実問題としての社会の空気、ヒップホップの歴史的な背景などまだまだ見過ごしている視点がありそうである。何も知らなくても音楽は最高にかっこいいが、知れば知るほどまだかっこいいんかい、という感じであった。当時のバンドメンバーはたちはJames Brownに関してネガティブな記憶を持っている人もやはりいて、半ギレで喋ってる人もいて面白かった。面白いというのは滑稽であるということではなく、現場のヒリヒリした感じや命を賭けている感じが伝わってきて興奮してわくわくして笑ってしまう、ということである。

 James Brownが雑誌や本で取り上げられることはもちろん少なくないが、もっと溢れていてもいいじゃないかと思っている。活動期間が長く作品も多いためかあまり体系的に語られていない。映画を見るのが一番手っ取り早い。

 こちらの映画も素晴らしく、好きな映画は?と聞かれた時によく答えていた。JBの人生が面白いから、曲がかっこいいから、どの映画も面白くなってしまうのだろうか。

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