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武道という習いごと

男の子中学受験のための入塾は、本来、小3の3月から本格化するといいます。
とはいえ、うちの息子のお友達でまだ塾に行かずに、辛うじて他の習い事を頑張っていた子供たちも、ついに来月から通塾が始まるとのことです。

うちの息子は、年長さんのときから空手に通っています。
先生がとても温かい先生なので、空手のお教室自体は好き。
入室体験のときは目に涙を浮かべて嫌がっていた息子も、今では空手の試合でちゃんと結果を残すくらいまで成長してきました。
けれどやっぱり、格闘技は根っからそんなに好きではないんだろうなーと思います。
それなのになぜ空手を習わせているかといえば、イジメに関する自衛力です。

小学校1年のとき、息子が帰宅して言った言葉があります。
「帰り道、3人に待ち伏せされて蹴られたんだけど、空手やってるから、やり返せた!そしたら、2人は逃げていったけど、もう1人は、謝ってくれたよ!」これを聞いたとき、空手を習わせていて本当に良かったと思ったのです。

空手を習っていると多少なりとも拳や蹴りに慣れているため、縮こまることなく対応することができます。
もし、武道に触れたことがなく、自分から拳を出すなんて考えたこともない心優しい子供たちだったら、こうはいきません。
降ってくる暴力に、対抗する力が自然に備わっていればいいですが、残念ながら全員にその力があるわけではありません。

どこの地域でもイジメは残念ながら起こります。
そして大抵の場合、「この子はイジメても大丈夫だ」と勘違いされることからエスカレートしていくのです。

小2最後の月の体感としては、今のところ、心身を強くすることは勉強よりも優先順位が高いと思います。
将来、挫折しても、再び未来を切り拓いていける人になってほしい。
無限に立ち上がれる人になってほしい。
そんな願いを込めて、心身を鍛えてほしいと思う今日この頃です。



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