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デフォルト・モード・ネットワークとは

今の時代、親は誰しもが
「自分のこどもをクリエイエィブな脳に育てたい」
と思うのではないでしょか。
「杓子定規にしか物事を考えられない、融通が効かず、イマジネーションの乏しい人間に育てたい」
なんて思っているひとは1人もいないはずです。

スキマ時間にいろいろ用事や勉強を詰め込んでしまうと、ぼーっとする時間がなくなってしまいますよね。
現代人は、おとなも子供も、みんな忙しい。
常にいろんなことを考えているし、何かを得ている。
その代わりに失っているものは何か、と考えてみたことはありますか?
今日はそんなお話です。

ぼーっとしている時間は、脳が何も動いていないわけではない。
勉強したり作業をしたりしている時間に動いている脳とは、別の場所が動いているのです。
そしてこの時に動く場所の脳こそが、クリエイティブな部分なのです!!

具体的に言うと、4Bという言葉があります。

バス Bus (移動時間のこと)
お風呂のバス Bathroom
ベッドルーム Bedroom
Bar バー

この4つです。
一見、ヒマな時間。
子供からすると「つまらない」と思うような時間。
この瞬間瞬間に、普段使われないクリエイティヴ脳が育つ、まさにデフォルト・モード・ネットワークが使われている時間なのです。
「ひらめき」をもたらすのは、この時間なのです。

クリエイティビティとは、脳の中の、3つのネットワークが組み合わさったときに生まれると言われます。

①顕著性ネットワーク(切り替えネットワーク)
生命維持に重要な情報を検知、処理するネットワーク 

②中央実行ネットワーク(集中しているON状態)
与えられた課題に取り組むなど。

そしてここ!!
③デフォルト・モード・ネットワーク(集中していないOFF状態)
ぼーっとして、さまざまなことが自然と頭の中に浮かんでくる状態。

この3つは反相関の関係にあります。
片方が高まると、もう一方は低下してしまうということです。

マインドフルネスの重要性が叫ばれるようになった時代。
③の時間は、意識してつくらないといけないくらい、多忙な時代に入りました。
おとなだったら、サウナに行くもよし。
ヨガをするもよし、瞑想するも大いによし。

こどもには、あえて③の時間を作ってあげるよう、親が意識してあげないといけないのだ、と改めて思います。

本を読まれる方のために、何冊か挙げておきます。

web上でしたら、こちらのサイトがとてもわかりやすいです。
お時間のあるときにご覧になってみてください!


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