大きな木陰で見る夢は(モノガタリ。)
シトシトシト
さて、
大きな木のそばの木陰で目を覚ました
ペコルくん(中年のおっさんw)
残念なことに
お外は
しとしと雨模様
今朝は
大好きな朝のおさんぽは
見あわせることになりそうです。
「あら〜」
しかして
ペコルくんは
たいして残念とは思わず
気にしませんでした。
まあ
そんな日もあるからです。
「えへへ、じゃ、もちょっと(眠っちゃおっかな〜)」
それはそれで
うれしくなって
ペコルくんは
大好きなお布団を
かぶりなおし
もすこしダラダラし始めました。
ウトウト
ウトウト
なんとなく
うっすら
ウトウトしていたら
なんとなく
まわりの風景が、
ボワーンと溶け始めていき
だんだん
見慣れた風景に
変わって
還っていきました。
その風景は、
昔
まだ旅に出る前に
少年だったペコルくんが
多くの時間を過ごしていた
あの
大きな木陰の下の風景。
そこで
少年だったペコルくんは
イノーリンと
多くのコトバを交わし
たくさんのお話をし合ってたものでした。
ウトウト、、
そうしていると
そのうち
だんだん、
イノーリンの
なつかしい声が聞こえてきました
「、、、、
ボクらの世界ではね
未来も、明日も、幸せも、
神様も、永遠も、夢もね
喜びも哀しみもね
ぜーんぶ、ヒトツのコトバなんだ
同じコトバなんだよ、
ボクらの世界ではね。
たったヒトツのコトバなんだ
こっちの世界と違ってさ
それはね
『キボウ』ってコトバさ
ボクらの世界では
すべてはね、
『キボウ』、なんだよ。
キボウしかなかったし
キボウしかないし
キボウだけがあるんだよ
これからも、ね
これまでも、ね
このさきも、ね
実は、ね
キボウでしか、ないんだ
実は、
ね、
ずっと、そうだったのさ
ホントはね
キミは
これから多くの世界を旅するだろう
そして多くを
目にし
耳にし
触れることになる
時に
多くの困難に出会うかも知れない
でも
そんな時、
そんな時こそ
いつも、
キボウが
キミを支え、
キミを救い、
キミの先を照らすアカリになって
必ずキミを導いてくれる
そんな時に
そんな時にこそ
そのことに
気づけるのさ
そのことに
気づくのさ
そしたらね、
その先を
もう少しね
もう少しだけ
歩くんだ、
もう少しだけ、ね
そうしたら、
きっとね、
その先で、きっと、、
気づけるんだ
見つけられるんだ
実は、
ホントウは
そもそもは
世界が
キボウそのものだったことを
世界とは
そもそも
キボウそのものだったことを
そしてね
そうして
キミ自身が
自分の内側に見つけるのさ
キミ自身の内側にある
キボウそのものを
そして
気づき
見つけるのさ
キミ自身も
キボウそのもの、だった、ってことをね
そんな時こそね
そんな風に
気づき
見つけることが、
できる、
気づき
見つけることが
きっとできる、
そんな風に、ね
なってるのさ
ボクらの世界だったり
旅人はね
みんなずっとそうしてきたし
だからね、知っているのさ
だからね
もう少し、なんだよ
あともう少しだけ、なんだ
だからね、
大丈夫
心配なんてしなくでいいんだよ
いつだって
大丈夫なんだから
そう
だからね、
今はね
安心して
ゆっくりおやすみ」
フフフ、、
ペコルくんは
スヤスヤと、、
ちょっとカラダをよじらせて
そんな夢(=キボウ)に
包まれながら、、
エヘヘ(よだれ)
、、、
今も
まだ
ペコルくんは
あの頃の
イノーリンのコトバの
真の意味を
まだまだ
よく分かれていないんじゃないかな
とよく思います。
おさんぽをしながら
時折そんな風に思います
でも
イノーリンの
そんな風なコトバたちがなかったら
こんなにたくさん
世界だったりをおさんぽすることは
なかったんじゃないかな、とは思っていました。
イノーリンの
そんな風なコトバたちがなかったら
きっと今でも
小さくて狭い暗い部屋で
ずっとうずくまったままだったかも知れない
そんな風にペコルくんは思ってました。
イノーリンの
風のようなコトバたちが
ペコルくんに
たくさんの世界をおさんぽさせてくれて
世界の多くのステキなことに出会わせてくれたこと
そのことにはきっと違いない、とは分かれていました。
フゴ〜!!、フゴ〜!!(いびき)
フェッ、クション!(くしゃみ)
ブ(おなら)
ムニャムニャ
「もう、そんなに焼き芋食べ
られないよ〜。
おなら、止まんなくなっちゃうよ〜。
エヘヘ、じゃ、もうちょっと」
ブ・ブ〜・プッ
また次に
ペコルくんが
目覚めた時は
しとしと雨は上がっていて
きっと
お天道様は
微笑んでくれていることでしょう
雨の後の世界は
すべてが
洗い流されたように
キラキラと輝いた様子を見せてくれるでしょう
ペコルくんは
そんな中をおさんぽするのが
また、大好きです。
きっと
ペコルくんは
楽しく
おさんぽの続きを
続けることでしょう。
「わーーい」と
声を上げながら、、
fin
↓シリーズです↓
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