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『散歩する惑星』意味不明なシニカル小ネタは中毒性がある

 スウェーデンのロイ・アンダーソン監督の映画にハマってしまって、比較的短時間なこともあり、3作目を観てしまった。

 ロイ・アンダーソン監督はもtもとCM監督なので、彼の作品はCM程度の時間に収まる小ネタを連続する構成になっている。それぞれは独立しているのか、後で続いてみたり、あらすじという表現でまとめられるレベルのストーリ性はない。

 この映画のスウェーデン語のタイトルは「Sånger från andra våningen」、日本語だと「2階からの歌」ということで、「散歩する惑星」ではない。
 「神の視座」というニュンスもあるのだろうが、人間社会の描き方がシニカルでツボにハマると笑い転げてしまう。(私の場合、電車のドアに指が挟まるシーンで笑いが止まらなくなってしまった)

 とにかく、ロイ・アンダーソン監督のアナログを重視した固定カメラからの美しい映像と、意味不明なシニカル小ネタは中毒性がある。

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