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目線の向け方

会社員としての洗礼を受けた。

2022年に入社したわたし。
1年間に及ぶ、先輩に同行することがメインの営業研修が終わり、この4月から得意先をもつことになる。

4月の初旬から、先輩との引き継ぎが増えてきた。
売上は自分の番号がつき、日が重なることに数字が大きくなっていくことに喜びを覚えていた。

そんな矢先、「工場に2週間、製造応援に行け」という指示がでた。

「え?このタイミング?
自分の売上がついて、見積りとか提案資料とか作って熱量が爆発しているのに?」

出鼻をくじかれて、なんだかなんとも言えない感情になった。
このやるせないというか、モヤモヤするというか、誰も悪くないし、どこにもぶつけられない感情だ。

このできごとで学んだ3つのこと

1.自分本位の目線
2.会社本位の目線
3.自分の目線をどこに向けるか

1.自分本位の目線
自分本位で考えれば、めちゃめちゃ熱量に満ち溢れている今、工場で製造応援したくない。この2週間にみっちり予定されていた先輩との引き継ぎのアポイントを全部なくしてまで行きたくない。

工場製造している2週間と、先輩との引き継ぎかつ商談に同行している2週間の密度を比べたときに、圧倒的に後者の方がいい。

というのが自分本位な目線だ。

2.会社本位の目線
会社本位で考えれば、2週間抜けても大きな影響の少ない人材がいくべきだと考える。時給で考えても、課長やチーフが行くよりも入社2年目の人が行くべきだと考えるのが道理だと思う。

各支店から1人ずつ応援要請をされているので、うちの支店だけ応援をよこさないのは、支店長の体裁が悪くなる。これは入社2年目のわたしが行くべきである。

というのが会社本位な目線だ。

3.自分の目線をどこに向けるか
この目線をどこに向けるかは、大切になる。
最終的には、工場に製造応援に行かないといけない。これは覆らない決定事項。
あと変えられるのは、自分の考え方だけ。
だから自分がどの目線を向けているかで、この2週間が本当に無駄になるのか、ならないのかが決まる。

今回わたしはこう考えた。
全国にまたがるスーパーを担当することになっているわたしは、これから各支店にいる営業と連絡を取り合うことになる。

いまどきZoomやミーティングアプリでリモート会議はできるが、実際に会って話してコミュニケーションをとった方が、これからの業務を円滑に進めることができると考えるようにした。

また、品質保証の人や営業本部の人も製造応援に来る。
これから商品の詳細が分からないことを聞く時も、お互いの顔が分かった方が隔たりがないかなと思うようにした。

統率して何が伝えたいかというと、
変えられるものと変えられないものを理解することが重要

だいたい、どの時も変えられるのは自分の考え方や行動なので、相手や決定事項を変えるのにエネルギーを使うよりも、自分を変えたほうがいいケースが多い。


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