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PostSeason2020

イレギュラーシーズン~ポストシーズン

 これまでにない、とてもイレギュラーなレギュラーシーズンが、現地時間9月27日に終了。進出チームは計16チームと従来の2倍、開催・進行の方法も当然これまでとまったく違うポストシーズンに入り、2週間超…リーグチャンピオンシップシリーズのステージに突入しているメジャーリーグ。

 1日早くスタートしているアメリカンリーグは、リーグ最高勝率で東地区を制し第1シードを勝ち取ったタンパベイ・レイズと、中地区2位で第6シードにおさまったヒューストン・アストロズの対戦。初戦からレイズが3連勝し、ワールドシリーズ進出に王手をかけている。

 一方ナショナルリーグは、7割を超えるメジャー最高勝率で西地区の頂点に立ったロサンゼルス・ドジャースと、東地区優勝のアトランタ・ブレーブス。ワイルドカードシリーズもディビジョンシリーズも無敗で勝ち進んだ、第1シードと第2シードによる戦いになっているが、こちらはブレーブスが連勝スタートしている。

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 今シーズンは中立球場での集中開催のため物理的な「移動日」はなく、最長で7連戦となるスケジュールながら、第7戦までは進みそうもない感もある展開。

 過酷なスケジュールはレギュラーシーズンも同じだけど、5戦制にしろ7戦制にしろ、2試合ないし3試合ごとにある"OFF-DAY"が、ない(ワールドシリーズには、従来通り2戦と5戦のあとにある)。投手起用がいつも以上にむずかしそう…と思うのと同時に、シリーズ間隔も3日と開けずに組まれる日程編成に、いつも感心する。

 勝って次のステージへの進出が決まっても、対戦相手が直前までわからなかったり、勝ち上がりによって本拠地スタートか相手のホームでスタートかも変わる。荒天で中止になっても、移動日が予備日にあてられて日程は繰り下がらないし、引き分けもないのだ。

What if....

 1997年と2003年以来、3度目の進出となったのは、ブレーブスに次ぐナ・リーグ東地区2位になったマイアミ・マーリンズで、過去2度はともにワールドシリーズ制覇。今季はダルビッシュ有も攻略し、同じシカゴ・カブスを破って、2度あることは3度!? とつづいていくと思ったら、次のディビジョンシリーズでブレーブスにスウィープされた。

 また、史上初の「レギュラーシーズン勝率5割未満のチームがワールドシリーズ制覇」の可能性があるアストロズの結果も、ちょっと気になるところではある。

 個人的に当初期待した展開は、ミネソタ・ツインズとニューヨーク・ヤンキースがア・リーグのチャンピオンシップシリーズを争い、ナ・リーグはカブスが勝ち上がってワールドシリーズで戦う…というもの。

 この展開が、日本的には最も盛り上がるだろうと想像したが、ツインズとカブスは最初のワイルドカードシリーズで、ヤンキースは次のディビジョンシリーズで敗退してしまった。残念…


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