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骨抜きにされた私たち

骨と骨粗鬆症のことを書いていきます。

 骨太の方針、経済対策とよく耳にしますが、骨太とは一体どんな状態でしょうか。骨細もあるのでしょうか?
こんな疑問を持つのは私が骨粗鬆症(骨を壊す働きが、骨を形成する働きより高まって、その結果骨がスカスカになって、脆くなる症状/粗鬆とは大雑把で粗いこと)の対象者(高齢者)だからです。実際骨密度を測ると低めです。骨粗鬆症になって骨折したら寝たきりになる😖と魔女の呪い🧙‍♀️のように世間に拡まっていて、放ってはおけません。

 まずは敵を知ることが大切と骨粗鬆症のことをいろいろ調べてみました。骨密度骨量骨質といった言葉は出てきますが骨太と言う言葉は出てきません。は赤ちゃんの頃から成人するまでに太くなっていくけれど、どうもその後太くなることはないようです。がっしりした体型の人に対して骨太と言いますが、実際には骨が太いかどうかは明確ではなく、単なるイメージと思われます。
 g o o辞書によると 骨太/基本や根幹がしっかりしていること/という意味もありました。骨太の方針にはこの意味で使われているのでしょう。面白いことに、私の手元にある辞書(講談社 日本語大辞典 1989年発行)にはこのような意味は載っていません。「辞書と〇〇は新しい方がいい」と言われますが、それを体験しました。新旧の辞書を比べると言葉の変化がわかり、それも興味深いことです。

 さて以下に骨粗鬆症対策の骨太の方針(? 笑)を記してみます。

①、②については『寝たきりを防ぐ「栄養整形医学」骨と筋肉が若返る食べ方』大友通明 青春出版社 を参考にしました。③ は私の意見です。

①  栄養 

カルシウムが一番に思い浮かびますが、単にカルシウムを摂っていれば安心というわけではないようです。             
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カルシウムはマグネシウムとセットで摂る
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カルシウムが骨の形成に役立つためにはビタミンKが必要  
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ビタミンDの濃度が高い→カルシウムの吸収がいい→骨が強い

他に タンパク質 ヘム鉄 ビタミンC ビタミンB群などについての記述があります。

②  身体を動かすこと

日光に当たってビタミンDを体内に蓄え、身体をよく動かして(それも少しきつめに)、筋肉に刺激を与えることが大切。

 宇宙飛行士が無重力空間に長期間滞在すると、筋肉量骨密度も低下すると言われています。この新聞の切り抜きは三浦豪太さんの筋力低下についての記事ですが、参考になると思います。

日本経済新聞 2010(平成22)6月12日

 筋量は加齢によって一年に1%程減少する一方で、無重力下では、なんと一日に1%の減少が見られたというです。

 骨量
については、一般社団法人Space Medical Acceleratorが、「無重力では、地上での10倍の速さが減る」との情報を発表しています。

 私たち現代人の生活様式はどうでしょう。宇宙飛行士とまではいかないものの、座っている時間が長いことがよく話題になりますね。

③  私の究極の骨粗鬆症対策

 體と言う文字を紙などに大きく書いて、よく見えるところに貼っておくこと。
 タイトル写真にある(からだ)と言う漢字が(からだ)に代わった時(戦後?)から私たちはのことを忘れてしまい、丁度その頃から生活は便利さが重視され、一方で姿勢、体力は衰えてきたように思います。ちなみにの画数は23、の画数は7です。スカスカになった印象ありませんか?漢字の粗鬆症?
 すぐに横になりたがる私、日々このという文字を目に焼き付け、重力のある地球に生きていること、そしてのことを忘れないようにしたいと思っています。


* 骨という言葉を外国語で調べてみました。
フランス語/os(オス)
イタリア語/osso(オッソ)
ロシア語/кость(コースチ)
ドイツ語/Knochen(クノッヘン)
スペイン語/hueso(ウエーソ)

 我が家の台所で保存容器として使っているスペイン産オリーブの空き瓶、ラベルに sin hueso(シン ウエソ)と印刷されていて日本語の説明では種無しとあります。sin は/無い、without /の意味だから直訳すれば無し、抜きの意味です。オリーブの種はかなり硬いので種よりもと言う単語を使うのかなと理解しました。
骨粗鬆症/osteoporosis(オステオポローシス)/ ほとんどの国で通用するようです。

 *ニワトコの木のことを接骨木(せっこつぼく)ということを初めて知りました。枝の黒焼、煎液が骨折、打撲の治療に使われたことからこの名になったとのことです。

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