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「伝えたい」を育てる

はじめまして!freeeでカスタマーサポートを担当している井上(いのけん)です。freee Success Advent Calendar 2021の10日目を担当します。

僕は小さい頃から人と話すのが苦手で、人と仲良しになるのに時間が掛かります。何を話したら良いのかな。僕の話に興味をもってくれないかも。そんな不安から「話さなきゃいけないのかな?」と考えちゃいます。

特に人前にでると頭が真っ白になって、自分が何を話しているのかわからなくなります。実はいまも変わっていません。なので事前に台本をつくり、1人でこそっとリハーサルをしています。(前々職も、前職も、いまも)

出番の前に胸に手を当てると、心臓が飛び出るくらいのドキドキ。このまま倒れてしまうんじゃないかと心配になりますが、これは僕の特性なのできっとこの先も変わらないと思います。

サポートの仕事をつづければ、いつかは慣れると思っていたのに、、、。

ですが、いざ発表をすると周囲のみんなからは
「分かりやすかった」
「心に響いたよ」
「感動しました」
と言っていただけることがあります。


なんでなんだろう?


この前、自宅の近所をジョギングしながらそんなことを考えていると、あることに気づきました。

人前で話すのが苦手な僕が、なぜ相手に思いを伝えることができるのか。僕と同じく人前でいっぱい緊張する方にとってヒントになれば幸いです。

「伝えたい」を育てる

僕はサポートの仕事を長く経験する中で、たくさんの文章を見てきました。

ぱっと文章を見て「読みたい」と思うときがあります。
反対に「読みたくないな」と思うときもあります。

「読みたくない」ときは内容がなかなか頭に入ってきません。 なぜだろうと考えると、そんな文章はきまって「っぽい」言葉を使ったりしており、伝えたい「思い」が感じられず心が揺れないんです。

これを言語化したいのですが、まだできていません。
けれど、分かってきたことがあります。 

「ぱっと見て読みやすそう」な時は、最初はひらがな、カタカナ、漢字の配分、句点、句読点のバランスが関係しているのかな、と思っていました。

けれど、その仮説は間違っていなさそうですが本質ではありませんでした。幹ではなく枝葉という感じ。相手に伝わる伝え方は、知識、スキル、経験、思慮深さ、語彙力といったものは大事だけど根幹ではなかったです。

じゃあ、なんだろうと考えました。
それは 「伝えたい」を育てることだと思いました。

「僕は、あなたに伝えたいんだ!」そう思いながら準備をする。そうすると言葉が拙くても、不器用でも、滑舌わるくても、発音がわるくても「思い」が伝わる。「思い」が伝わると「人が動く」きっかけに繋がります。

ここでエピソードを1つご紹介します。僕は子どもが3人います。豊かな個性で話し方はさまざま。そんな子どもたちが心から伝えたいときは決まって「言葉をゆっくり選びながら、不器用に、丁寧に」伝えてくれます。(書道を週1→週2にしたい、ダンスを習いたい、とか)

僕は「僕がいない場所で『伝えたい』を育てたんだろうな」と想像します。それを体験すると僕は無意識に「いいじゃん!やろうよ!」と動かされます。動くというより「反射する」という表現が適していると思います。

「伝えたい」を育てることは「熱意」を育てることに近いのかもしれません。

「熱意」が伝わると「人が反射する」。僕はそれが、freeeが大事にするムーブメントに繋がると思っています。だからfreeeカスタマーサポートは「伝えたい」を育てるチームになりたいな、と思っています。

不思議ですが「伝えたい」を育てることは、実現する可能性を高めるチカラがあるようです。理由はまだ分かりません。いつか言語化してみたいです。


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