10年続けた会社を辞めて「1人旅とヨガ」を続ける女子にその魅力をインタビューした!
「海外経験を活かした仕事がしたい!」
「自然に囲まれた世界で過ごしたい!」
「女子の一人旅はいつかしてみたい!」
と、思い続けながらも、
「鬱気味になりながらも働いてる…」
「今更会社を辞める事はできない…」
「現状にとりあえずは満足してる…」
と、なかなか第一歩が踏み出せない方は多いと思います。
そこで、10年も勤め続けたアパレルの会社を辞めて、ヨガの先生になり、定期的に1人旅を続けてるChieちゃん(Instagramリンク)という友達が居たので、
「一人旅の魅力とは?」
「親から反対された時の対処は?」
「現地の人との交流の魅力とは?」
「観光と旅と住む事の違いとは?」
「旅をスタートしたキッカケは?」
などについて、ざっくばらんにインタビューしてみました!
いま一人旅やワーホリを考えてる方の、背中を押す記事になれば良いなと思います。
では、インタビュー開始!
ino:久しぶり!元気?最近どうしてるの?
Chie:超久しぶりー!最近ね、ヨガやってて、そろそろインストラクターの免許が取れるんだよね。
1人旅の良い所:「現地の人と密に接せれるし、1人旅同士で一緒に旅ができる」
ino:凄いね!そういえば、インスタの投稿で見たんだけど「自分なりの1人旅の良い所」みたいなのをまとめてたよね。1人旅が多いの?
Chie:うん、ほぼ1人旅だね。洋服屋で働いてたから、休みが皆と被らなくて。そこから1人で行くようになって。はじめは寂しかったんだけど「1人旅めっちゃ面白いじゃん!」ってなってきちゃって、今は1人の方が楽かなぁ。
1人旅の好きな所の1つに、現地の人とちゃんとコミュニケーションが取れるのと、1人旅してる者同士で一緒に旅ができる所っていうのがあるんだよね。
例えば、エジプトで「サハラ砂漠に行こう」ってなった時に、1人で車チャーターしたりすると高いから「あ、じゃあ明日一緒に行かない?」みたいな感じで、1人旅同士で一緒に行ったり。
で、砂漠から戻ってきて「私はこっちの道へ行くからじゃあね!」って解散して、また別の1人旅中の人と合流してご飯だけ食べて〜とか「次の街まで乗り合いして行こう!」とか。
そんな感じで、1人旅してると色んな人と旅が出来るから。そういうのが好きかも。
サハラ砂漠
最近行った場所
ino:アジアに凄い行ってるってイメージがあるんだけど、最近だとどこへ行ったの?
Chie:仕事で休みが決まっちゃってたから、近くてすぐいける場所が多いんだけど。インド、台湾、香港、タイ、ネパール、エジプト、バリとかかなー?
1.タイ/ワットアルン
2.インド/タージマハル
3.バリ/ウブドの道
4.ピピ島/現地で会ったスコットランド人女性と
今後したい事:「モノを売るよりも、コトを売るような仕事がしたい」
ino:10年間も務めた洋服の会社を辞めて、どうして今ヨガの先生になろうとしたり、1人旅をし続けたいなって思うの?何かキッカケはあったの?
Chie:会社の店舗スタッフの子達が「精神的にダルい」とか「体調崩して」みたいな事を理由にして、仕事を休んじゃう事があって。私はそんなにキツい指示を出してるつもりは無かったんだけど、その子たちの負担を出来るだけ減らしてあげたくて、心理学とか解剖学を学ぶようになったのが、ヨガに興味を持ったキッカケなんだよね。
で、明後日からバリのウブドって所に英語とヨガの勉強に行くんだけど、帰国したら3月位からヨガを教える仕事がしたいなって思ってるんだ。
私、旅中はゲストハウスばかり泊まるんだけど、明後日から行くウブドには、私の将来やりたい「ゲストハウスとヨガのミックスみたいな場所」が実際に沢山あるから、行ってみようと思って。
洋服も勿論凄く好きなんだけど、これからは「モノを売る事よりも、コトを売るような仕事がしたいな」って思ってて。まぁ、感動とか健康っていう目に見えない価値を提供してみたいって事なんだよね。
旅が好きな理由:「五感を頼りに出来る場所に、出来るだけ居たい」
ino:って事は、旅はストレス発散の為でもあるんだ?どういう基準で旅先を選ぶの?
Chie:私自身、すごく人に対して気を遣っちゃう性格だから、普通に会社で働いてると、年1とかで鬱っぽくもなっちゃってて。半年に1度くらいのペースで海外に行ってリフレッシュしてたんだけど、それでも帰国して次の日には仕事でストレス溜まるよね(笑)
私元々、自然のある田舎で育ってるからか、ずっと自然に居たくて。だからアジアの島に特に惹かれるものがあるのかも。
それと後は、ヨガを学び始めて感じるようになったんだけど、自然の中に居ると、私自身の五感が凄い研ぎ澄まされる気がしていて。例えば何かしながらご飯を食べると、そこに集中していないから「食べてる事」を認識しにくくなるんだよね。
だから「五感を頼りに出来る場所に出来るだけ居たいな」って思うかな。
日本/大石公園/朝日に照らされる富士山
旅を始めたキッカケ:「海外に刺激を受けて、それが、新しい自分を作り出してくれた」
ino:そもそも旅が好きになったのはどうしてなの?
Chie:1番最初の旅は、大学生の頃2ヶ月だけオーストラリア行ったんだけど。当時、普通に彼氏もいて、普通に仕事もして、特に何も困ってはなくて。
とにかく”普通”に暮らしてたんだけど、その「普通に飽きた」って言い方すると、凄い贅沢に聞こえるかもしれないけど、なぜか「この環境のまま居続けたら絶対自分がダメになる!」って思っちゃって。
そこからすぐオーストラリアに着いて、全く今まで自分が知らなかった事の多さに驚いて「自分の知らない事を知って、刺激を受けて、その刺激が新しい自分を作り出すんだ」ってすごい実感できて。
それからは定期的に旅に出てるし、これからも出ると思う。
これからしたい旅:「”観光”じゃなくて”住む”ような”旅”がしたい」
ino:会社員時代の旅と、いまの旅って何か違いはある?
Chie:昔はストレス解消の為でもあったし、仕事でニューヨークに行きたいとか、パリに行きたい!とかあったんだけど。実際仕事では行ったのね。
でも今は、建物とかの造形に触れたいというよりは、生活してる人々の日々に触れたいかな。
勿論、街も観光地も良いんだけど、それよりも旅を振り返ってみた時に、私は現地の人達との触れ合いとか思い出の方が、好きなんだよね。
例えば、
1段階目が「観光」
2段階目が「旅」
3段階が「住む」
ってあったとして、
1段階目の「観光」は、
ツアーとかでみたいものだけ見て帰る事。
2段階目の「旅」は、
現地の方々と触れ合ったり、他のバックパッカーと遊んでみるみたいな事。
3段階目の「住む」は、
もっと地元の、良い事も悪い事も理解する事。
だとしたら、私は「住む事」は出来ないから「”旅”と”住む”のちょうど間」くらいの「住むように旅をする」って感覚が1番自分がしたいなーって思うんだよね。
だから、逆に言うと時間とかに縛られるとなかなか現地の事も知れないし、1人じゃないと現地の人との触れ合いにも時間割けないから。
1.フランス/パリ
2.インド
現地の人達との交流にこだわる理由:「その国の生活を知る事で、自分の生きる原動力になった経験がある」
ino:どうして、Chieちゃんは旅の中で、いわゆる”街”とか”滝”とか”寺”みたいな「造形」よりも「現地の人たちとの交流」の方が好きになったんだろうね?
Chie:昔、フィリピンの山奥にボランティアに行った事があってね、私自身は、畑仕事して、その畑からハーブを摘んできたり、井戸から水を汲んできたりっていう仕事を手伝いながら現地の子たちと一緒に暮らすんだけど、トイレもお風呂も勿論ないし、何よりまともに学校へ通えてなかったりして。
正直「わ、こんな生活あるんだ」って思ったけど、同時になんか「私にとっての本当の幸せってこういう所にあるのかも」とも感じたのね。
勿論、知る事が私自身の喜びになるって言うのもあるんだけど、そういう「学校へ行けない子供たちが居る」とかっていう現状を知って、素直に「その子たちの為に、私が今できる事がしたいな」って思ったのね。
その国の生活を知る事で、自分の生きる原動力になった経験があるから、今後もやっていきたいなって思うのかもね。
フィリピン/ボランティア先で子供たちと
彼氏や親の反対:「『やるべき事』と『やりたい事』は切り離して考えた方が良い」
ino:親とかはどう思ってるの?
Chie:親と海外なんて行った事も無かったし、厳しい人で「海外なんて危ない!」とかって反対してる人だったから。
でも流石にこれだけ頻繁に行ってると、話も聞いてくれるようになって、その内に興味持ってくれて最近は一緒に海外旅行にも行ったんだよね。
だから元々「子供の頃から家族で海外旅行行って〜」みたいな感じではないよ。
ino:例えば彼氏から束縛されて旅を控えたりした事とかは無いの?
Chie:うーん、無い!それが分かり合えないなら無理だもん。でも「やるべき事」と「やりたい事」は切り離して考えた方が良いなとは思う。
例えば、やりたい事は想い続けていればいつか叶うけど、結婚とか妊娠とかはタイミングも大切だろうから、その優先順位が高くて「やるべき事」だと感じるなら、それを優先した方が良いんだろうしね。
だから、例えば親や恋人に反対されて「留学したいけどできない」って考えてる子がいるなら、逆に親や恋人を教育しちゃえば良いと思うよ(笑)
韓国/母と
最後に:「行きたい場所に行くことができるパスポートが持てる」
ino:「旅したい」とか「留学したい」とか思ってても中々一歩踏み出せない人も居ると思うんだけど、その人たちに対して、何か思う事はある?
Chie:私達が、日本人として生まれてくる確率ってわずか1.6%で、それってもはや奇跡に近いじゃない?奇跡的に今こうして日本人として生まれて、それだけで、世界一のパスポートを手にすることができて「行きたい場所に行くことができるパスポートが持てる」のにそれこそ活用しないと勿体無いって思うの。
それなのに、日本人のパスポート取得率は23.4%しかないらしくて。まぁ、旅するだけが人生を豊かにする訳ではないけども「こんな奇跡を活用しないなんて、本当に勿体無いなー」って思うかな。
きっとこの世界中どこへでも行けるパスポートの権利が「選ばれた人しか中々手に入らないモノ」みたいになった途端みんな取りにいくんだろうなって(笑)
だから、当たり前にあるものの価値に気付いて活用するだけで、人生もっともっと豊かにできるのが、日本の良さだと私は思ってるから。
日本の良さを活かすのは自分次第だけど、私はその奇跡に感謝して思う存分この環境を活かさせてもらって、せっかくなら日本をもっと好きになりたいなって。
ino:今日はありがとうね!
Chie:ううん、また何か役に立てる事があったらいつでも言って〜!
まとめ
インタビュー中Chieちゃんは、
(1)1人旅の良い所は「現地の人とちゃんとコミュニケーションが取れる所」と「1人旅してる者同士で一緒に旅ができる所」。
(2)10年間モノを売る仕事をして辞めた今”モノ”を売る事よりも、健康や感動と言った”コト”を売るような仕事がしたい。
(3)街や城と言った観光都市よりも、自然が豊富で五感を頼りに出来る場所に、出来るだけ居たい。
(4)自分にとって旅の魅力は、自分の知らない事を知って、刺激を受けて、その刺激が新しい自分を作り出す事。
(5)”観光”と”旅”と”住む事”というのは3つに分類する事ができ、Chieちゃんはその”旅”と”住む事“の間のような旅がしたいと思っている。
(6)旅が好きになったキッカケは、その国の生活を知る事で、自分の生きる原動力になった経験があるから。
(7)誰かに何かを反対されたら「やるべき事」と「やりたい事」を切り離して、優先順位を冷静に考える。
(8)日本のパスポートは「世界で最も強力なパスポート」なので活用しないと勿体無い。
と、大きく分けると8つの事を話してくれたように思う。
もし、
「海外経験を活かした仕事がしたい!」
「自然に囲まれた世界で過ごしたい!」
「女子の一人旅はいつかしてみたい!」
と、思い続けながらも、
「鬱気味になりながらも働いてる…」
「今更会社を辞める事はできない…」
「現状にとりあえずは満足してる…」
と、なかなか第一歩が踏み出せない方は、Chieちゃんの生き方を参考にして見ていただけたら嬉しいです。
以上、お読み頂きありがとうございました。
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