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TURINGに入社します。

はじめまして。京大D3の井ノ上といいます。Twitterアカウント、いのいちです。

バックグラウンドは、大学では生物系のラボに所属していて、体内時計の研究をしています。同時にAI系の会社でインターンをさせていただいていたり、Kaggleというプラットフォームでデータサイエンスの大会によく参加していたこともあって、深層学習や機械学習は好きでけっこうやってました。

縁あって4月よりTURINGという完全自動運転EVを掲げているスタートアップで社員1号として入社させていただくことになりました。この記事では、TURINGで働くに至った経緯や思いをお話しようと思います。

TURINGに出会ったきっかけ

僕がTURINGという会社に出会ったのは2021年の9月末ごろ、共同創業者の1人である山本一成さんからTwitterでDMをいただいたのがきっかけでした。ちょうど創業されて1か月くらいのころです。山本さんとはTwitterでつながりがあったものの面識はなく、これまでの印象は「なんか自動運転をやろうとしているおもしろいお兄さん」という感じでした。Ponanzaのことも知ってはいたのですが、僕が初めて山本さんを強く認識したのはWebカメラを大量購入していたツイートだったので、僕の中では山本さんは最初から「自動運転でチャレンジしようとしている人」という認識でした。

もともと自動運転には興味はあったので、DMを経てとりあえずお話を聞かせていただくということになり、数日後にビデオミーティングをしていただきました。

Lv. 5の自動運転を目指す

TURINGのピッチ資料で説明をいただいて最初に感じたのは「本気で完全自動運転車をつくろうとしている」ということでした。自動運転の要素技術開発ではなく、ドライバーのいない車を本気で作ろうとしているのを感じました。「完全自動運転ってどんなんだと思う?どんなエクステリアでどんなインテリア?」と一緒に妄想したのはとても楽しかったです。今でも妄想は続けています。

そして、完全自動運転を実現するために「知能」に注目しているのが特に印象に残っています。

自動運転の要素技術についてはいくつか触ったことがあったので少し知っていました。国内外の会社から発表される素晴らしいデモ動画も、自動運転の到来を予感させます。しかし、本当に完全な自動運転はできるのか、いったいどのようにしてそれは達成されるのだろうかという疑問はいつもありました。というのも、僕は普段バイクに乗っていて、たまに車も運転するのですが、京都市内を運転しているとそれはそれはカオスな状況だなと...。

そんな中、TURINGの「自動運転を達成するためには賢い頭が必要だ」という考え方を聞いて、ハッとしました。「運転するための知能を作る」というところからから逆算してアプローチを考えていくのはとても新鮮だったし、魅力的でした。従来の技術をリスペクトしつつも、それにとらわれずに本当にLv5の完全自動運転に必要なアプローチを考えられていてすごく興味を持ちました。これまでにはない、突破口のような戦略だなと思えました。

We overtake Tesla

これはとても強烈な言葉です。初めて聞いた時は正直びっくりしました。ですが、ノリでいってるわけではないというのもすぐにわかりました。お話を聞いて、これがどれだけ難しいことかは、どれだけぶっ飛んだことを言っているかは山本さんが一番わかっていて、その上で掲げられているんだなとわかりました。TURINGではTeslaをめちゃくちゃリスペクトしています。すごい会社とわかった上で、TURINGがこの言葉を掲げているのに覚悟みたいなものを感じました。一見馬鹿げているように思えるけど、本気でできると信じて突き進む感じが、僕はすごく好きでした。

入社を決めるまで

リモートでお話を聞かせてもらい「とりあえず一回見においでよ」ってことで山本さんにお会いすることになりました。この時点で入社するしないの話は全く考えていなかったのですが、とにかく興味をそそられたのでお邪魔することにしました。現地でデモ車に乗せてもらいながらお話ししていくうちに、興味はどんどん増すばかりです。そして、帰り道に入社しませんかとお誘いいただきはとても興奮したし、嬉しかったのを覚えています。本心としては二つ返事をしたかったのですが、ただとても大事なことだし、その日は1時間しか寝てなかったので1日だけ考えさせてくださいと。ぐっすり寝た翌日になっても気持ちは一切変わらなかったので、山本さんに「ぜひ入社させてください!」と返事をしました。

自分で本当に良いのだろうか、自分の実力で役に立つのだろうか、といった不安はもちろんありました。しかし、実力について今この時点で十分でないことはわかりきっているし、ただひたすら頑張るしかないなと。実力不足を言い訳に自分からこのチャンスに挑戦しないのはなしだなと思いました。

また、将来的な不安も確かにありました。創業したてのスタートアップだし、そもそも課題がとてもチャレンジングだしで、これからどうなるかわからないことだらけです。しかし、TURINGの進み方として「正しくやりたい」ということを強調されていてとても好感が持てました。どう転ぶかはもちろんわかりませんが、それでも全力で取り組めばその分、もしくはそれ以上の何かは必ず得られるだろうと思えました。それに始まってしまえば不安を覚える間もないくらい大変で充実した日々が訪れると信じています。

***

入社させてくださいと意向を伝えた後、すぐに共同創業者の青木さんともお話をさせていただきましたが、そのとき自分の判断は間違っていなかったなと確信しました。創業者のお二人はカラーは違いますが、誠実でエネルギーと知性に溢れています。こんなに素晴らしい方たちと一緒に挑戦できるチャンスに巡り会えたのは本当に幸運だと思います。

完全自動運転の達成に向けて全力で挑戦できるということを想像するだけでワクワクするし、自分の努力の一つ一つがその夢に向かっていると感じながら働けるのは何ものにも代えがたい環境だと思います。TURINGのメンバーと一緒に、TURINGの一員として完全自動運転EVを実現させ、さらにはTeslaを超えられるように頑張りたいと思っています。

そしてこれは偶然なのですが、山本さんに会ってTURINGに入るのを決めた日、自分の中で大きな目標だったKaggle Grandmasterの称号を獲得することができました。これは新たなステージに進むための神様からの後押しなのでは?!とも思えました。Kaggleでも僕はいろんな人たちにお世話になって目標を達成することができました。TURINGでも社内外問わず必ずたくさんの人たちのお世話になるはずです。完全自動運転EVの開発のためには様々な分野の人たちの協力が必要不可欠だと思っています。この記事を読んでくださった方々も、何かしらのご縁があるかもしれませんので、その時はどうぞよろしくお願いします。

またTURINGでは現在メンバーを募集しています。ここでは書き切れなかったこともまだまだあるし、技術的なことやビジョンのことなど、山本さんや青木さんに直接聞いた方が具体的だしもっとワクワクさせてくれると思います。少しでも興味がある方はぜひ一度お話を聞きに来てください!


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