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いのちの終わり

いのちの終わりはどこ?

心臓が止まったとき?

肉体がなくなったとき?

誰かの記憶から消えたとき?

☆・。・☆・。・☆

看護師として

ひとりの人として

「死」を通して

「生きる」ということについて

学ばせてもらい

感じさせてもらい

考えさせてもらった

たくさんの人を見送った

最期の時間に関わらせてもらった

そして今、感じていること

いのちに終わりはないんじゃないかってこと

この世界からいなくなっても

その人のことを忘れてしまっても

私のなかに生き続けている

例え私が意識していてもしていなくても

いのちのカケラが

私のなかにある

いのちのカケラ

それは思い出かもしれない

それは言葉かもしれない

共に過ごした時間かもしれない

私といういのちの音があって

あの人のいのちの音があって

言葉を交わしていなくても

目と目をあわせていなくても

一瞬でも音が触れあったなら

その響きは

その振動は

私といういのちのどこかに

残っている

そんな気がするんだ

それはきっとみんな同じで

同じだとしたら

私たちは

ずっと生き続けるのかな

この世界が

この宇宙がある限り

そんなことをずっと考えている

今この世界にいる人も

今この世界にいない人も

私のいのちの音と響きあった人は

私のいのちのなかで生きている

私のいのちの一部なんだろう

そして私も

誰かのいのちのなかで生きていて

誰かのいのちの一部なんだろう

こうやって

重なって

繋がって

いのちが紡がれてきたとしたら

いのちの終わりはないんじゃないかって思う

毎年、8月と9月は

いのちの奥深くに入っていくような時間を感じる

そしていつも感じているのは

今の私のいのちのなかにある

今まで出逢ったすべての人のいのち

いのちは尊い

その意味が

やっと少し

わかってきた気がする

いのちは素晴らしい

本当に

いのちは素晴らしい

ありがとう

出逢ってくれて

ありがとう

サポートいただけると嬉しいです! その喜びを更に循環させていきまーす((o(^∇^)o))