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「血は水より濃い」

命の源流である今は亡きご先祖様に子孫が寄せる想いは、想念の世界である霊界に反映します。その想いを受け取られるご先祖様「ああ、いつまでも我が子孫は私の存在を忘れないでいてくれる。ありがたいことじゃ。」とお喜びになります。その喜びの余波は必ず子孫の慶び事として伝わってきます。

一代前=父母(お父さん・お母さん)
二代前=祖父・祖母(おじいちゃん・おばあちゃん)
三代前=曽祖父・曽祖母(ひいおじいちゃん・ひいおばあちゃん)
四代前=高祖父・高祖母(ひいひいおじいちゃん・ひいひいおばあちゃん)
代々の祖等(よよのおやたち)
遠津御祖の神霊(とおつみやのおおかみ)
産土大神(うぶすなのおおかみ)
大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)

子孫が自身の「縦の命」を見つめることは、ご先祖様の慰霊につながります。子孫の真心込めた慰霊祭は、“命の力”を強くします。「縦の命」とは、川の流れのごとく上流から下流へ、いわば先祖から子孫へと「命」=「血」の継承がなされていくことです。先祖が生前に犯した罪や穢れは、“家のめぐり”となり子孫を通じてその精算を求められるのです。
“家のめぐり”は、“悪しきめぐり”と“善きめぐり”があります。ご先祖様の善き行いは“徳”という“善きめぐり”となって子孫に受け継がれます。

「血は水より濃い」といわれる通り、血液とは霊が物質化したものであり、血液にはすべての“家のめぐり”に関する情報が籠っているのです。子孫が真心で行う慰霊祭によってその罪穢れは、必ず清められ、“家のめぐり”が解消されていきます。子孫が禍いなく幸福に過ごしてもらうためには、わたしたちが行う日々の先祖祭祀、慰霊祭が大切です。人生は、蒔いた種は、善き種も悪しき種に関わらず必ず刈り取らなければならないのが法則です。与えられているこの世における有限の時間で、人の喜びと幸福につながる“善き種”をできるだけたくさん蒔く努力をしたいと思います。

一代後=子(こ)
二代後=孫(まご)
三代後=曾孫(ひまご)
四代後=玄孫(やしゃご)
五代後=来孫(らいそん)

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