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M-1グランプリ2021 パート5

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9組目 インディアンス

インディアンスは敗者復活を含む三年連続決勝で、
去年はトップバッターで大会的には理想な展開だったと思います。
結構テレビでネタを見てますが、
アンタッチャブルのスモールパッケージ感が未だに抜けなくて、
自分的にネタはそこまでハマる事は無かったんですが、
ただ客受けはハンパない事だけは容易に想像できるので、
今回は順番によっては最終に残るのかなぁと思っていました。

ネタは怪談話。

基本的にインディアンスのネタの進め方は
本筋からどれだけ脱線できるか。みたいな所があるんですけど、
ネタがとっ散らかる可能性が高くて、何の話やったっけ?と
話を見失う時も多かったのと、脱線のボケが結構ジャブすぎるし、
テンポよくて連打するのはいいけど、ジャブばっかり打ちすぎて、
KOでけへんやん
と思ってたんですが、
このネタは田淵とキムの間がよく、脱線するボケがよく受けてたし、
また本筋にしっかりキムが戻して、安心して見てられるなぁと。
三年連続で出てる経験がここに活きてるのだなと思いました。

得点は655点錦鯉と同点!
80点台がなく、93点平均の所にえみちゃんが98点!
そして、田淵の事が大好き発言が飛び出し、
またいらん事を・・・。」って思ったんですけど、
まぁそれがえみちゃんなんで、もうしょうがないか。

10組目 もも

結成四年目でここまで来て、ミルクボーイからも、
うちらと一緒、一発で取らんと次無い」と言われるほどやから、
システム漫才なんやろうなぐらいの情報量。ただ、
面白そうな雰囲気はすごくしてたので、準優勝に挙げてました。

ネタは欲しい物。

これが欲しいと言えば、「何でやねん、〇〇顔やろ」の応酬。
テンポもよく、ワードも面白いし、いい発明だと思いました。
これで4年目か・・・吉本すげえなとは思いました。

得点は645点。
もうちょいウケてたら、入れ替えあったと思うんですけど、
そこは審査員(特にえみちゃん)が
インディアンス二本目見たい顔
してたんで、得点伸びずでしたね。

この辺の審査の流れが、ゆにばーすの時も少し書いたんですけど、
最初は基準点でつけていくんですけど、
最終決戦の組が決まってくると、三位と残った組がTHEWよろしく、
ノックダウン方式みたいな採点
になるんですよね。
これが顕著だったのが、去年の錦鯉(これは見取り図との比較)
2018年のぺこぱ(これは和牛との比較)が結構露骨
で、
その形式にももがくらった感じはします。これを打ち破るには、
爆発起こるぐらいウケないと逆転ないんで、ちょっと苦しかったか。

あとここで獲りに行くという気合が出すぎてたのと、
このシステムだと本当にしょうがないんですけど、
緩急が無いですよね。特にせめるの方が、
声量とリズムが最初からデカくて速い。
ちょっと最後の方、聞いててしんどいな
って思いました。
特にトリでお客さんも流石に疲れてたと思うんで、
ウケてはいるけど、爆発が無いって感じでしたね。

審査員と今ちゃんのカラミも少しフワッとしてたり、
そこは4年目やなとは思いましたが、最後の方で、
尖りを見せてたので、これからの成長が楽しみです。

さぁ、ファーストラウンドがこれで終了して、
最終決戦に進出したのが、
一位オズワルド、二位、錦鯉、三位インディアンス。

二位と三位が同点でしたが、審査員7人のうち、
4人が錦鯉の点数をインディアンスより上に
付けていたので、錦鯉が二位になりました。
その旨もちゃんと今ちゃんが説明してました。

さぁ、次で最終決戦。僕のM-1評も次で最後です!
あ、現場からは以上でーす(メイプル超合金)

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