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最下位って、のびしろ1位って意味

感動しちゃうよ、noteすごいな。
すごい時代になったもんだ。
何がすごいって、誰でも、ちょっと時間をかけたら
オサレ度が高いページが作れちゃうてこと。
私の小学校時代にはもちろん、こんなのは、なかったからなぁ!

少女漫画雑誌りぼんから教えられたこと

私が小学校の時、漫画を描いていまして、
ちょっとその頃のお話を。

4年生の時、友達の家に行った時に初めて目にした「りぼん」。
読んでビックリ、何だこの世界は~?!?!??!?!
雷に打たれたよう!!!

家に帰ってからもあの楽しさが忘れられない!!
お母さんにお願いして、毎月りぼんを買ってもらうことになりました。

りぼんは毎月3日発売なのですが、
近所の「いとぱん」(正式名称伊藤パン)のおじいちゃんおばあちゃんは、配送が来るとこっそり早めに売ってくれるので、
毎月30日には遅くとも読めるルーティンで買いに行っていました。
(小学校が始まる前に早起きして買いに行ったことだってあった!)
それくらい夢中!

りぼんは月1発刊ですが、月の間に必ず、
「りぼんオリジナル」や「りぼんどっきり(超太い奴)」も発刊されるので、りぼん系が月に2度は発売されます。
そしてその「りぼんオリジナル」と「りぼんびっくり」には必ずデビュー作家が載っているのです。

漫画ってどう描くの?

毎月のりぼんの後ろの方に漫画家を目指している人の投稿作品が評価される
「りぼん漫画スクール」というコーナーがありました。

〇〇さん 佳作15万円「あなたの瞳に恋してる」
あらすじ:xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
編集部からのアドバイス:xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx

こんな感じ。結構このコーナー地味に好きだった。

そんなある日、同級生の3人が、
「漫画家に4人でなろう!」と誘ってきて、私の家で描くことに!

私は漫画の描き方なんて全く知らなかったのですが、
そこに誰かが持ってきた
・カートリッジがなくなった万年筆ペン
・墨汁
・コピー用紙
・修正液
がありました。

「どうやるのかな?」と思って見ていたら、いきなり、

カートリッジがなくなった万年筆ペンに墨汁つけてコピー用紙に描きはじめて、
「これすごい面白くない?!」とはしゃぐ同級生を見て
ドン引きしました。。。。墨汁手につきまくってるし!爆

そもそも私が描きたいのギャグ漫画じゃないし・・・・・・・・!

それっきり漫画を描く会には参加しなくなりました。笑
が、そこからです!
そういえば、漫画ってどう描かれてるんだろう・・・・?
どうやったらあんなに髪の毛がサラサラ、目がキラキラ、首の下の影を描けるんだろう・・・?

我が家の奥から漫画家セット現る!

漫画を描くって、謎がいっぱい…。
早速お母さんにどう描くの?と聞いてみたら、
なんと押し入れから漫画道具一式が現れた!!!!

「じゃーん!お母さん昔漫画描いてたんだ~!」

見たこともない道具!何これ!
変な形のペンみたいなペンじゃないやつ!(のちにカラスグチと判明)
変な形のペンじゃないペンがついたコンパス!(カラスグチがついたコンパス)
変な形の定規!(のちに雲形定規と判明)
そして多種多様の、ペン先!

これで、描くの?!

それらの道具を使いこなすのはとっても難しくて、私はペン軸にペン先をつけて、まずは線をまっすぐ描けることから始めました。

ペン先にも色んな種類のペン先があって
・Gペン
・カブラペン(スプーンペン)
・丸ペン
私にとっては下に行くほど使いこなすのが難しい。でも、背景や主人公を描き分けるには出来ればどのペン先も使えたほうがいいなというのが私の理想の絵柄でした。

線を綺麗に引く練習をやりながらも、ストーリーを描くということをキャンパスノートに描きはじめたのもこのころ。

しばらくして
「あ、そういえば、漫画スクールってあったな」とよくよく読み込むと、
なんと漫画を投稿するにはページ数が決まっているというではないか!

そうか・・・。
キャンパスノートに自由自在に描いてたんじゃだめなのかぁ・・・。
多少窮屈さを感じながらも32ページに収めようと思うと、
む・・・・難しい!!!

そして描いては消し、描いては消し・・・
ついに完成した初作品は小学校4年生の時!

漫画スクールの欄外に
「持ち込み大歓迎!編集部に電話してね!」
の文字。

電話して、アポ取って、集英社に持ち込みにいきました。笑

相当へたくそな線、つまらないストーリー…なのに、
編集者さんは丁寧に会話してくれて、後日評価シートも送ってくれました。
記念にりぼん特性原稿用紙も添えられて。

また送ってきてね、って言われているようで
とても嬉しかった!

りぼん漫画スクール初投稿、結果。

結果は一番最初の投稿はCクラスのクローバー(スペード?)。
これは最下位の中の最下位ってことです。爆笑
(C→B→A→○○賞→○○賞・・・みたいになってるw
その中で、クローバー→ダイヤ→ハートって順だったかな?とにかくキングオブ最下位!

最下位ははっきりいって残念だった。苦笑
だがそれよりも自分が読んでる雑誌に
自分のつけたペンネームが載ったこと、
それが…嬉しくて嬉しくて!
そこから本格的に漫画を描きはじめたのでした。

最下位って言い方変えたら「のびしろ1番」笑

書いていて思うけど、私は何をやっても、最下位から始まるイメージ。
不器用なんだよね。
だからいのししってあだ名がついたんだろうな…🐗

そして暫くすると同級生が
「いいよねあやちゃんは、うまくてさ」
なんて言ってくる。

不思議なことに周りのみんなはそれまでの私の努力は知らずに、
最初から上手いと思っているようだった。

「みんなもやればいいのに…絶対できるよみんなも!」

そのころから私は、練習すれば出来ないことはないんだなってことをりぼんから教えてもらった気がします。
千里の道も一歩から!
天城湯ヶ島の道も一歩から!

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