「その子は動かんよ」

オグマの視線の先には、愛らしい少女の彫像。

「ワシらドヴェルグは、男だけの種族。新しい仲間は、石を彫って作るが」
「もしかして、女の子は作れない?」

パパさんの問いに、悲しげにうなずくオグマ。
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