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RPGの代用品を、本物っぽく遊ぶ

RPGへの誤解を解こう

具体的なサンプルを、この記事でいくつか紹介します。

「主人公や仲間が、しゃべらない」タイプのRPGがありますね。あれは本来プレイヤーに「想像で補ってもらう」ことを前提に設計されました。ですがそれを「虚無だ」と批判する人がいます。

「本来のRPG」の代用品として作られたはずのゲームソフトは、結果的にはごく少数の人しか、開発者の想定通りに遊んでもらえなかったようです。

また、主人公がプレイヤーとの一体感を無視して勝手にしゃべってしまうRPGも作られました。ファイナルファンタジーがその代表格ですね。こちらはより多くの人に受け入れられましたが、同時にRPGの定義を歪めました。

2023年の日本において、かつての名作の名前だけ借りた「代用品の代用品」ばかりが乱発されて。ファンからヘイトを集める状況は長い時間をかけて、「RPGの概念」が誤解され続けた結果として起こりました。

異世界の悪人から見て「ゲーム=ヘイトを集める道具」に成り果てた現状をひとりのRPG好きのおっさんが変えようとして、現代版「ドン・キホーテ」よろしく立ち向かうお話。私の小説「ベナ拡」はこうして生まれました。

こちらは先日、ココナラでノベルマリット様に依頼して講評を頂いたので、さらなる改稿版を執筆中です。編集者を雇う体験は貴重でした。

私の作品が「ダイの大冒険」くらい長年愛されるようになれば、その影響でRPGへの誤解も少しずつ解けて、本物のRPGが商業的にも認められる時代になるでしょう。それと並行して、奇策の用意も進めておきます。

本題に戻ります。

作る側も、遊ぶ側もRPGを誤解している。本物のRPGを知る人も、間違った代用品や偽造品がはびこり過ぎて「本物が売れない」状況のせいで、誤解を解くことが難しい。

私は若い頃にゲーム業界を目指しましたが、就職できませんでした。なので今は作家として、RPGの真実を広める活動をしています。

私個人に、ゲームソフトを開発する能力はありません。だから伝えたいメッセージは自分の作品か、こうして記事を書くことでアピールします。

私が魔改造したドラクエ3

主人公や仲間のセリフを、頭の中で「能動的に」想像する。できる人はそれを二次創作で漫画や小説にする。日本人全体からすればわずかな割合ですがこうして新たな作家が日々生まれています。

特にドラクエ3は、二次創作の層の厚さで長年に渡り定評があります。私が「臨機応変に」シナリオを書き換えて、北欧でバイキング船を借りて北米に渡るなどストーリー進行ルートを変えたり、アントニオガウディなど歴史上の人物を追加登場させたバージョンが「お金に厳しいDQ3」です。

こちらはHD-2D版ドラクエ3の発表に触発されて書き始めましたが、途中で止まっています。続報も長いことないので、さすがに燃料切れ。

ある程度の構想はまとまってるので、いずれ「病弱勇者とおてんば商人」と改題して、ドラクエ3とは関係ない世界史ファンタジーにリメイクします。ドラクエウォークも、職業としての商人の登場は絶望的になりましたし。

「氷都の舞姫」に似てる…?

ついさっき「バリアスデイライフ」のスマホ版を見つけました。冒険者がアルバイトしながら、探索を進めるシミュレーション寄りのRPGってコレ…

ベナ拡の最初期のプロトタイプ「氷都の舞姫」にそっくりですね!
そんな感想を持つ人は、私だけでしょうけど。

近いうちに、ベナ拡のストーリーでも過去編として「氷の都ヴェネローン」での日常と冒険を描きます。「新都エレビア」を頭の中で「ヴェネローン」に置き換えて、執筆の参考にするため「一手間かけて美味しく」プレイしてきます。それでは、また。

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