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【妄想】RPGの呼称に関する法律

本物と模造品の争い

フランスの法律では、特定の地方産かつ一定の基準を満たしたものだけが「シャンパン」を名乗れる。AOC(原産地統制呼称)法。それのRPG版を、日本でやったらどうかってお話です。

最近、こんな横暴かましてる人もいますけど。

シャンパンの呼称に関する法律ができた理由は、高級品の名前だけを借りた模造品が「本物」の地位をおびやかしたから。はい、RPGと同じですね!

本物のRPGが、ゲームソフトのRPGに地位をおびやかされて区別のために「テーブルトークRPG」「テーブルトップRPG」と名乗る必要が出たほど。

いま、RPGと言えばコンピュータゲームが主流ですね。しかも年々、内容の劣化が進み衰退しています。ここでもう一度、本物を世に知らしめたい。

過去の名作の名前だけ借りた、スマホのガチャゲー。どれだけあるのやら。その名作でさえ「本来のRPG」の代用品ですから、世にあふれるガチャゲーは「代用品の代用品」なのです。ややこしい。

原則、TRPGだけが「RPG」を名乗れる。そういう法律を、作りましょう。それ以外は、本来のRPGの「代用品」であると明記しなければいけません。

過去の「代用品のRPG」の表記変更に費用がかかることを考慮して、法律の施行後に発売されるRPGだけを対象にしましょう。ただし、法律の施行後に発売される「旧作のリメイク」は、代用品の明記が必要です。

RPG発祥の地、アメリカにそういう法律が無い理由

その必要が無いからでしょう。アメリカはパーティ文化の国で、そもそも家が広い。だから友達を呼んでTRPGを遊びやすい。日本の住宅事情はTRPGの普及に不利ですね。

おそらく、本来のRPGと代用品の区別も日本以上に浸透してるのでしょう。だからわざわざ、法律で保護する必要もない。

日本で本物を広めようと思ったら、場所探しにも人集めにも苦労するTRPGに「有利なバフ」をかける必要があると思います。民間企業の努力だけでは無理があるでしょう。

本物の認知度を高めることが、代用品の品質も向上させる。

日本でRPG呼称法を推進すべき理由

RPGは「違いを知り、違いを活かす」多様性のお手本だからです。種族も出自も違うキャラクターたちが、団結して何かを成し遂げる。その部分を見れば、実に移民の国アメリカらしい遊びかもしれません。

RPGは男女平等、LGBT、障がい者、その他あらゆる少数派の味方。自分とは違う価値観、世代、文化への理解を深めるきっかけになるでしょう。だから法律で保護を与える理由があります。

再現度が高い、代用品のRPGも支援しよう

日本の住宅事情が、TRPGの普及を妨げている。だからこそ、代用品のRPGも賢く利用していきたいですね。具体的には以下の通り。

本来のRPGであるテーブルトークRPGを「最上位ランク」とし、TRPGの再現度に応じて代用品を「ランク分け」する。

・キャラクターの外見をカスタマイズできる
・キャラメイクがある
・有料ガチャを導入していない
・キャラクターの性格、口調、経歴などを設定できる
・人間のゲームマスターがシナリオの司会進行役を務める
・キャラ設定に応じて、シナリオの描写や展開などを変化させられる

下に行くほど高評価で、該当する項目が多いほど、代用品としてのランクは高くなります。どれだけ美麗なグラフィックやムービーがあっても、キャラ固定なら低ランクに。

どマイナーな存在であるPBWも、TRPGほどではないにせよ有利を得られると思います。

基本的には、手間や費用がかかるものほど「有利なバフ」がかかるようにしたいですね。低ランクのゲームばかり作る大企業からお金を取って、小規模の製作者や運営者への助成金にするとか。スクエニを念頭に置いてます。

RPGの王様には、それ相応の責務があるはずですから。

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