「うえぇぇん!ぐすっ、ひっぐ」

過去の夢だからか、霊体ゆえか。ソルフィンの幼少期に涙するシャルロッテの声は、親子に聞こえない。

「優しいな、シャルは」

妹にするように、頭を撫でてやるソルフィン。

「こいつも孤児だ。半エルフはどこでも辛いな」

クワンダも珍しく、しんみり。
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