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「あこがれの仕事につく設計図を完成させよ」

2021年9月23日(祝)

5歳から13歳までの子どもたちと、「こどもイノベーター塾」で
議論をしました。

この年齢の幅広さ!

「幼稚園生と中学生が一緒に議論できるわけないだろ!」とツッコミが
入りそうですが、そんなことはありません。
ボキャブラリーの多い少ないはありますが、考えることは5歳だってできるのです。

決まった答えはなし、先生による誘導もなし、自分の頭で考え、
みんなで意見を育てていくこどもイノベータ塾では、年齢によるカベは
ありません。そして、良い意見であるかどうかに、年齢は関係ありません。

イノベータ塾では、毎週「今日のミッション」が設定されているのですが、
今回のミッションは、「あこがれの仕事につく設計図を完成させよ」でした。

最近は、「社会起業」という言葉も聞きますが、基本的な成果ニーズを
満たすための仕事ではなく、「世界を良くしたい!」と思い、
それを仕事にしたいと考える人も少なくないようです。

そこで、今日は、「ひんこんをなくす」をテーマに
仕事で成功するための設計図を考えてみました。
これは、SDGsの成果を変えるための17の目標についての1つなのですが、
小学校から教えていますので、4年生くらいになると知っています。

比較的年長の子どもたちは、まずは5歳の子が分かるように、ひんこんって
何?ひんこんの人はどこにいるの?ということを説明することから始まります。

このあたりでまた、ツッコミが入りそうなのをひしひしと感じます。
「5歳から13歳の子どもが、答えを出せるようなテーマじゃないだろ!」

実は、なぜあえてこのテーマを選んだかには理由があります。
そもそもSDGsって、世界中の総理大臣とか、大統領とか偉い人がみんなで
集まっても、なかなか解決できない問題なのです。
こどもイノベータに世界をあっと言わせるアイディアを出してもらうには
ぴったりのテーマだと思いませんか?実際、こどもイノベータ塾で学ぶ
生徒たちは、「これは超難問だから、答えは出せないかもしれないけど…」
というと、もっとも輝きだすのです。

貧困をなくすといっても、できないでしょ?
みんなで言い訳を考えて見ようというと、

5歳の子が
・ひんこんの人がおおすぎる
といいました。

小学校5年生は
・必要がない分までぜいたくしすぎている
といいました。
すでにこの年で「人」というものの習性を理解しているのです。

中学校1年生は
・お金を貸すとずるいと思う人がいる
といいました。
問題に対する、現状の対策の対策についてもある程度理解した
上で、何が課題なのかを表現できるのです。

最後に、小学校3年生が
・人がやさしくない
といいました。
なんか、グサッときませんか?

国際機関が進める問題解決って、関係国のエゴをうまく調整して、
枠組みを作る、ルールを作るみたいなことにチャレンジしていますが、
うまく進まないことが多いのは、結局は自国の利益が第一であって、
他の国の貧困の人にやさしくすることは、それよりも優先順位が低い
事なんでしょ?って9歳児に指摘されたような気さえしました。

さて、次回は解決策を考えて、どんな順番で実行していけるかを考えて
いきます。ご期待ください!


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https://www.kodomo-innovator.com/

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