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「先入観」に気づくワクワク(せごどん/3)
こんにちは。せごどんです。
今回のnoteのテーマは「先入観に気づくワクワク」です。
最近私が参加した2つのプログラムで感じた先入観とは。また、なぜその先入観に気づき、ワクワクしたのか。をお話ししようと思います。
innovationGOで感じた私の「先入観」
まずは、私が大学生メンター兼ナビゲーターとして参加しているinnovationGO season5での話です。
innovationGOは全国から集まったU-18が全国各地とつながり、現地のバーチャルツアーを通じて未来をつくるオンライン探究プログラムで、今年で5年目となります。innovationGOについては下記をご覧ください。
そのプログラム内での出来事。私がU-18のアイデアに対して感想を言った際に、他のメンターから「マーケティングの視点からの意見は経済学部という感じで、私にはない考えでした!」と言われました。その時、私は自分の発言が「経済学の視点」という先入観にとらわれていたことに、気づかされました。
私はこれまで客観的な意見を心がけていたつもりでしたが、知らず知らずのうちに、マーケティングや経営といった経済学的な視点で物事を捉えていたようです。
この出来事を通して、人それぞれが異なる視点を持っていることを改めて実感し、一種の驚きと同時に、もっと多様な意見に触れてみたいというある意味「ワクワク」を感じたのです。
壱岐イノベーションサマープログラムで感じた他者の「先入観」
壱岐イノベーションサマープログラム(以下:サマプロ)では、他者の「先入観」に触れることができました。サマプロに関しては、昨年の紹介記事をご覧ください!
サマプロではチームごとに壱岐の未来について考え、自分たちのやってみたい未来をつくるアイデアを発表します。私は、大学生メンターとして参加し、高校生が未来を作るアイデアを考える上でのフォローやアイデアに対するフィードバックを行いました。
その中であるチームは、「地域にカフェを作りたい」というアイデアを考えました。しかし、なぜカフェなのかという問いに対して、つまづいている状況でした。私は高校生に対し、「なぜカフェ?」、「カフェでどういうことがしたい?」、「カフェには何が必要?」という質問をしてみました。すると、高校生たちは次第に自分たちが本当に必要なものは「カフェ」ではなく、「カフェのようにみんなが気軽に集まれる場所」が欲しいということに気づいたのでした。つまり、高校生は「みんなが集まる場所=カフェ」という先入観にとらわれていたことに気づいたのです。その後、高校生の話し合いはどんどん活発になっていき、最終的には自分たちがやってみたいアイデアを具体的に発表することができました。
一連の流れをそばで見ていましたが、高校生自身が本当に欲しいものに気づいた瞬間、メンターである私自身もなんだかワクワクしました。
今回サマプロに参加した高校生は年度末にある「壱岐なみらい創りプロジェクト対話会」での最終発表に向けて、各チームごとにアイデア実現に向けて活動していきます。高校生が自分たちのアイデアを形にする中で、どんな「先入観」に気付き、それを乗り越えていくのか、今後の活動がとても楽しみです。
まとめ
これまで、2つのプログラムに参加した中での「私」と「他者」の先入観について書いてきました。ではなぜ先入観に対して、ワクワクするのか。それは自分自身のまだ知らない考え方に辿り着くことができるからです。
innovationGOにおいて、私は自分自身の発言が客観的でなく、物事に対して経済学的な視点で感想を言わないといけないという先入観を抱いていました。しかし、先入観だと気づき、他者の異なる視点からの意見をもっと知りたいとワクワクするようになりました。
サマプロにおいて、高校生たちは「カフェが欲しい」というアイデアを考えましたが、実は「カフェのようにみんなが気軽に集まれる場所」が欲しいということに彼ら自身が気づきました。その時の彼らの笑顔や今後の未来を考えると私もなんだかワクワクしてきました。
この経験から、私は自身が「先入観」に気づくことに対するワクワクと、他者が「先入観」に気づいたことに対するワクワクの、2つのワクワクを体感しました。「先入観」という言葉を聞くと、否定的なニュアンスで捉えがちですが、私はむしろ、その存在に気づきワクワクを受け入れていくことが、自分自身や周囲の人々の成長につながるのではないかと思います。
せごどん
<この記事を書いた人>
せごどん。長崎県壱岐市出身。長崎大学経済学部所属。専攻はグローバル経済。最近は自分の中でガールズバンドブームが来ており、チャットモンチーやSHISHAMOにハマっている。