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憧れと憎しみは表裏一体

憧れの裏には期待があり、期待がはずれると執着になる。執着も度がすぎると憎しみにかわり、現実的なゴタゴタを巻き起こし、鎮静するころには、対象物との関係が完全に終わる。憧れと憎しみは表裏一体だ。

人生で一人だけ、本気で憧れていた人がいる。純粋だなーと思う一方で、自分が情けなくなるくらい、その人に依存していた過去を振り返りながら、昨日はその人と7年も一緒に、しかも側近で働いていた11個下の仲間と飲んでいた。

風のうわさは3割程度で聞くようにしている。大切なのは自分が直接会って感じた「感覚」で、それが過ちでこうむる何かは受け入れられるけど、風のうわさを鵜呑みにして判断する何かには精神も時間もお金も投資しないようにしている。

余談だけど、昨日の彼とは7年越しで一緒に事業をすることになった。おれたちをまたつなぎ合わせてくれたのは、12年来の友だちの女性。おれが去年の末、全財産が49円になったことをnoteで公開して、一番最初に電話をかけてきてくれた仲間。彼女とはかならずどこかで何かをやるって確信しかなかったけど、タイミングが来た。彼女も、彼も大きな成功と挫折を経験してさらに熟成され、純度が上がっていた。言葉を選ばずにいうと、超・戦力。自分よりある分野で圧倒的に優秀な人と話す時間は何よりも代えがたいけど、一緒にやれるなんて最高だよね。長年思い続けた「女性がもっと輝く世界」を現実にするために、今新しい仕組みをつくってる。


そう、彼と話の中で、必然的に「憧れの人」の話になった(わかりやすく「師」と呼ぶ)師はおれにとって光だった、血のつながっていない父親みたいな人だった、精神的にも経営者としても、超えたいっておもった唯一の人間であり、同時に超えられないかもなと思っていた唯一の人。

憧れすぎると、人は自分が見えなくなるんだ。そこまでになった相手は、あとにも先にも師だけだったけど、ここ数年は、まわりから師に対するあまり良くはない、うわさ話が聞こえていた。

そういうのを信じないことにしていた。思い当たる節があっても蓋をしていた。自分の中での「憧れ」を汚したくなかった。外側の世界にある、唯一の憧れ、それがおれにとっての「灯台」だったからその灯を消したくはなかった。


Beyond the teacher


でも、そういう時が来たんだと思った。ここから目をそむけ、逃げ続けることはもうできないと思った。去年の年末から今年にかけて、自分の中の違和感の答え合わせが急激に加速していた。最後の答え合わせは、彼と話して自分で納得したいと思った。だから最後の2月3日、彼と会ったんだ。

昨日は自分の想像を遥かにこえた話を聞かせてもらったけど、僕はそれを信じることにした。というか、思い当たる節はあるし、自分の中でもわかっていたから。

これまで、自分の才能を、本当のチカラを100%出せなかったとしたなら、その理由は、確実に、まだ会ったことのない本当の父(これも今年、向き合って解決する)と師への憧れだった。昨日の話が鍵となり、自分の中にあった、開かずの扉が開いた。

誰かを目標にするとかダサいと思っていた。正確にいうとそんな人はいなかった。おれより稼いでいるとか、有名だとか、人気があるとか、自分がダークサイド堕ち気味のときは嫉妬とか生まれて、それはもれなく過去、感じてきたんだけど、憧れとかじゃないんだな。たぶん、純度を大切にして生きてる人ならわかるこの感じ。

昨日の話の中で、師の最高年収は3億くらいだと思った。なるほどー、おれがずっとイメージしてる自分の年収と同じだと思った。これから、お金にとらわれない、価値もあまりなくなる時代には、それを持つ人間の責務はお金をどう美しく循環させるかだから、そうなったとき、誰よりもバカみたいに循環させるつもりでいる。(いろいろと騙されて億を失った、バカみたいな過去もあったけど、昨日の仲間が契約とかそのあたり鬼みたいに強いので、どうやらもう大丈夫っぽい笑 新しい事業はBLOCKCHAINで女性を守る事業なんだけど、一番守られるのはたぶんおれw)

実は昨日はすごいショックで彼との話の最中、だいぶ凹んでた。でもそうだよなーって思うところもあって、もうそういう時がきたんだなって思った。この気分のままnote書くとめっちゃ自分ごとのnoteになることはわかってたんだけど、ここまで書かせてもらいました。読んでくれた人ありがとう、で、読んでくれた人だけに宣言します。


師も人生の転機は40歳だった。おれも今40歳。そういうことなんだよね。すべては1分1秒ずれることなく起こっている。


おれ、師匠、超えます。経済も感性も、仲間の質も、家族の幸せも、創る未来もなにもかも。

一番純度が高く、美しいやり方とあり方で。

2020年2月4日 赤塚智高

そう、2月4日は最愛だったばあちゃんの命日。ばあちゃん、ありがとう。


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