あなたの知らないクールでファンキーな学童5選
こんにちは。
静岡県島田市で24年春に学童保育施設設立を目指している田中です。
さくっと報告ですが、保育士試験の筆記に合格できました!放課後児童支援員の研修(←学童開設に必要な資格)を受けるために保育士の資格が必要なので、心底にほっとしています。次は実技。油断せずに準備します。
今回は、あなたの知らないクールでファンキーなgakudou(学童保育、放課後児童クラブ、アフタースクール等をひとくくりにしてまとめます)を紹介します。
もはや、私、ただの学童マニアなのかもしれない。
①クレイジーなgakudou
まず一つ目は、静岡県静岡市にある放課後児童クラブです。
その名もCrazy Lab.(クレイジーラボ)。
保守的な学童の文化と対局なワードである「クレイジー」を名前にしているところが嫉妬してしまうぐらいカッコいい。
でも素敵なのは名前だけじゃありません。
運営主体が「GSA(一般社団法人グローバルスポーツアカデミー)」という静岡県出身の元プロサッカー選手たちが立ち上げたスポーツクラブです。
FCガウーショの実績はリアル少年漫画!?と思うほど伝説を量産していて、創立1年目で県大会や中部エリアの大会で優勝。立ち上げ年度はなんと2021年。
最近なんですよ。
コロナ禍なんですよ!
そして掲げるビジョンも素敵すぎます。
Vision:すべての人に無限の可能性と選択肢を。
大切にしている価値観:
すべてのきっかけは「環境」である。子ども達に無限の可能性と選択肢を。
シンプルに、そこにシビれる、あこがれルゥ!!!
そんなGSAさんが運営するCrazy Lab.さんに、期待せずにはいられません。
学童界の中でもエッジの効いた、尖った存在として異彩を放っています。
子どものための 放課後児童クラブCrazy Lab.でできることとして、下記4点が挙げられています。
夢中を発見できる場所、ってまさに保護者が子どもに提供したい環境そのものだと思います。
また、失敗できるチャレンジする環境を大切にしており、挑戦に失敗はつきものだという前提があれば、自分を信じて突き進んで行けるんでしょうね。
スタッフ陣も層が厚く、保有資格は教員免許・保育士・児童発達管理責任者・日本サッカー協会公認コーチ・発達支援コーチ。。。
盤石すぎやないの!!
最強やないの!!
クレイジーなのに、非常にまじめで志の高い組織。
サッカー王国静岡ならではのイチオシgakudouです!
②自然とともに生き抜く力を養うgakudou
神奈川県の美しい海と山々に囲まれた葉山で展開している、湘南を中心に幅広いエリアから子どもたちが通う『TIDE POOL(タイドプール)』。今年の2月に参加したスノーレントリトリートで出会った仲間が働いている学童です。
屋内で過ごすだけではない、積極的に自然と触れ合う時間を子どもたちに提供すべく発足した、新しい形の学童。『タイドプール』の施設以外にも、近くの山の「星山」と呼ばれる広大なエリアも管理していて、その山で活動することもしばしば。海に山に、葉山の様々な自然を存分に活かした時間を過ごしています。
オンラインでの学習システムは充実してきていて、全国のどこに住んでいようと質の変わらない学びが教授できる昨今。
ChatGPTに聞けばたいていの最適解が得られる昨今。
相対的に体験の価値は上がってきていると感じます。
そして、小学校のカリキュラムから削られていっているのも体験かなと。
簡素化しされた運動会は、コロナ明けの今年も継続されているところが多いのではないでしょうか。気づいたんですよね、運動会に力を入れない方が保護者も先生も楽だということに。でも、子どもたちにとってはどうなんでしょうか。
『タイドプール』では曜日ごとに異なるテーマの、4つのコース「かたち」「じぶん」「せかい」「しぜん」を展開。子どもたちは放課後それぞれのクラスで、学校では触れることのできない自然を通した学びを深めています。
どのコースも魅力的すぎてお金が許せば全部参加したい!!私が。
どのコースも魅力的すぎてため息が出ませんか?
はぁ、葉山に住んでいる方が羨ましすぎる。。。!!
③踊れるgakudou
特定非営利活動法人 子ども支援ホームが運営する『学童保育じゃんぷ』。
展開エリアが埼玉・東京都・兵庫県・北海道。・・・え!?
民間も公立も指定管理もあって、放課後子ども教室も含めると34施設を運営。・・・えええ!!
事業の拡げ方が半端ないです。
最大の特徴は、どの施設にも多様なプログラム(ダンス・英語・習字・漢字検定等)が用意されていること。ダンスだって!?むむむ!!!
ダンスサークルを運営している私は本能的にベンチマークしてしまいます。
代表の内田さん、なんとブレイクダンスチーム「台風一家」のリーダーなんです。おそらく30代後半~それ以上のストリートダンスに関わっていた人は聞き覚えのある有名なチーム。学童に預けながらダンスが踊れるようになってしまうなんて!人前で何かを披露する機会があることで、自己表現する力、自信、挑戦する力も身につきそうです。来年はオリンピック競技にもなるブレイクダンス。ますます注目度が上がりそうです。
しかし、それだけではなくて、このじゃんぷさんは厚生労働省・文部科学省がオフィシャルで公開している、「~放課後子ども総合プランについて~」の資料の中で高付加価値型の学童保育の事例として紹介されているんです。発行年は平成26年なので、2014年にはこのスタイルを確立していたということです。掲載されている基本料金は当時のものですが、安い。安すぎるぐらいです。
習い事つきの学童が安価で利用できたら最高だな、と思う保護者は当時から多かったのではないでしょうか。
④あぁこれが欲しかったんだ!が、てんこ盛りgakudou
愛知県春日井市にあるお迎え付き民間学童「Good・Villege」。木造の校舎を自前で建設されている時点で、もう本気の度合いが全然違います。
木のぬくもりを感じる施設で過ごす時間ってとても心地が良いんですよね。
実は小学校1年生では学校で過ごす時間よりも、学童で過ごす時間の方が長い子というのは稀ではありません。起きている時間だけを考えれば、平日に過ごす時間が一番長いのは学童保育。
この時間を子供たちにとって楽しい時間にできたら、と願わずにはいられません。
民間学童保育「グッド・ビレッジ あのね教室」、習い事「キッズアカデミー あのね」、習い事「個別教室 アジャスト」(←おそらく家庭教師のようなサービス)、そして「オンライン学童見守りシステム」も!
学童保育の預かり時間の中では「徳育・道徳教育」の時間が組み込まれており、心の成長もフォローしてくれます。また、自然農園で野外授業があって、自然と触れ合う機会も用意してくれています。
面白いことやってないかな~とクラウドファンディングサイトを眺めていてGood・Villegeさんを見つけました。クラファンサイトには「挑戦」が溢れていて、「応援」も溢れていて、非常にエネルギーを感じます。
園庭の庭木クラファンでは目標金額200万円に対し、約280万円の支援が集まっています。それだけ、この施設を支援する意味や意義を感じる方が多かったということですかね。
みなさんおなかいっぱいかもしれませんが、最後の紹介をぜひ見ていただきたいです。ここまでで、4000文字書いてますもん!
⑤保育料ゼロのgakudou保育をみんなの力で
最後にご紹介するこちらの施設は日本一小さな村・富山県舟橋村が舞台の「fork・toyama」。スラング用語としての「Fork」は、主にオーストラリアで使われる言葉であり、「選択肢」を意味します。
特徴は「民営」と「みんな」をかけて「子育てをみん営化する」というビジョンを掲げている点です。
みんなで関わる・学ぶ・支える仕組みが運営面と経営面の両輪で駆動している印象です。行政に頼り切るのではなく、当事者だけが頑張るのでもない、地域や社会の未来をつくる子どもたちのことを「みんな」のものとして支えていく学童保育です。
運営面
つまり地域の人みんなが先生であり、見守り役であり、一緒に時間を過ごす仲間ということです。
経営面
仕掛け人の岡山さんは70seeds株式会社の代表であり、新しい「あたりまえ」づくりに挑むチェンジメーカーのための”事業開発・PR支援”、”プロジェクト運営”、”コンテンツ制作”のプロフェッショナル集団。
控えめに言って、、、かっこよすぎます。
クラウドファンディングに携わる、挑戦する人やPRのお仕事をされている方にはぜひ参考にしてほしいくらい、クラファンサイト内でのPRの仕方が上手すぎて、「ついつい支援したくなる仕掛け」がぎゅっと詰まっています。リターンの作りこみも、お見事としか言いようがありません。
もうテキストで表現できないくらい最高にクールでファンキーなので、ぜひクラファンサイト見てみてください!!
さいごに
ここまで読んでくれた方、長丁場にお付き合いいただきありがとうございました。
子ども達の放課後を楽しく充実した時間にしたい、という方が世の中にはたくさんいて、実現している団体もあるんだなぁと思ってくれたら幸いです。
いずれも『預かり』が目的ではなくて、子どもが『成長していける』ようにデザインされています。
先駆者の背中を追いかけながら、学童づくりに取り組んでいきたいと思います。
暫定では娘の考えた名前の学童ですがインパクトはあるよね。
ではまた!
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