見出し画像

「やりたいこと」探しは、やりたくないこと探しでもある

好きなことを仕事にしたい方も、
仕事にできなかった方も、
どちらでもない方も。

”好きなこと”や、”やりたいこと”を
生業(なりわい)にしている人を見かけて、
「いいなぁ〜、うらやましいなあ〜」
と思われたことがあるかもしれません。

あるいは、進学や就職活動や転職などで
「わたしがやりたいことってなんだろう」
と、進路や生き方を考えたことがあるとか、

もしかしたら、これを読みながら
今まさに考えているところかもしれません。

”好きなこと”や、”やりたいこと”を
仕事に生きている人は、
たくさんの”好きじゃないこと”や
”やりたくないこと”に出会っています。

そのたびに”好きじゃない””やりたくない”
を抱きしめてきました。

苦い感覚から目を背けずにやってきました。

好きでもないことや、やりたくないことに
何度も出会って、イヤになって、落胆して。

好きでもないことや、やりたくないことに
何度も出くわしてしまう自分自身さえも
好きじゃなくなって。

それでも”自分の好きなこと”と
”自分を好きであること”を、妥協せずに
やってきたのです。

時には、
損得や人間関係が天秤にかけられて、
”それでも好きかどうか”
”それでもやりたいかどうか”と、
気持ちの純度を試されてきたかもしれません。

好きなことや、やりたいことは、
理屈ではないのです。
損得やコスパで計ることができません。

”好きなこと”や、”やりたいこと”を
仕事に生きている人は、その何倍も
”好きじゃないこと”や
”やりたくないこと”に出会ってきました。

ぼくは、誰もかれもが
好きなことを仕事にしなくてもいいと
思っています。

なぜなら、それは”好きじゃない”
”やりたくない”を一つひとつ確認していく
泥くさい道のりだから。

しかも、拾い集めた結果、選んだ生き方は
誰にも認められないかもしれないし、
誉められもしないかもしれません。

ぼくは、”好きなこと”や”、
”やりたいこと”をやって生きている人も、
”好きじゃないこと”や、
”やりたくないこと”をやって生きている人も、
どちらも尊敬しています。

どっちにしても、
あなたが選んだ道をあなたが認めていて、
誇れるのであれば、それでいい。

ぼくは”好きじゃないこと”や、
”やりたくないこと”と一緒に居続けることが
できませんでした。

”やりたくないこと”や”好きじゃないこと”
を頑張れない、選べない自分がイヤで
無能だと責めたこともありました。

こんな自分だからこそできること、
”好きなこと”、”やりたいこと”を
探し出す道しか選べなかったからこそ、

好きなことを選ぶ人も、
やりたいことを選ぶ人も、
そこまで好きじゃないことを選べる人も、
そこまでやりたくないことを選べる人も、
みんなスゴく見えるんですよね。

”好きじゃないこと”
”やりたくないこと”を
気にしないでいられる度合いは、
人それぞれ違います。

あーどうしてもやりたくないんだなあ…
という違和感が、
今あなたの中にあるのなら、

きっと、その感覚は、あなたが
”やりたくないこと”を見つけた証で、
”やりたいこと”に一歩近づいた証。

あーどうしてもやりたくないんだなあ…
という感覚を大切にする大切さを、
改めて実感します。

つくづく、やりたいこと探しって、
やりたくないこと探しでもあるんですよね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?