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「どうでもいいことに限って忘れない」理由

私は昔から、漫画やアニメのセリフや、
よく遊んだゲームのアイテムの場所を
なぜかよく覚えている自覚がありました。

いわゆる「どうでもいいことに限って忘れない」ってやつです。

それ以外でも、
言われて傷ついた心無い言葉や、
思い返すだけで心が締め付けられるような
苦しい出来事も、
しっかり脳裏に焼き付いていて。

なんで、こんなイヤなことに
脳みそを使わなければいけないのだろう
と、思ったことが何度もありました。

このなけなしの記憶力を、
役に立たないことになんか使わないで、
学校の勉強や仕事に活かせないものか…と、
何度も思ったものです。

で、ふと考えました。
勉強ができる人、継続できる人と
そうでない人の違い。

そのヒントになったのは、
「再現性」と「共感性」でした。

勉強って、繰り返し繰り返しやることで
記憶したり身につけたりして
自分に定着させますよね。

それはまさに「再現性」だと思います。

再現性が高い人が、
秀才と呼ばれるのでしょう、

では、再現性が低い人。
共感性が高い人は、
生まれ持って勉強ができず、
学力では叶わないのだろうか?

のび太くんと、出来杉くんみたいに?
凡人タイプと、秀才タイプが違うように?

これはもしかしたら、の話で
なんの根拠も無いんですけど、

共感性が高い人にとって、
学ぶことは「心に残す」こと
なんじゃないかと思ったんですよ。

一生懸命勉強して、暗記しても、
頭に叩き込んでも全然残らないのは、
心に残っていないから。

むしろ、つまらない、退屈なことは、
印象に残らないで、
どんどん忘れようとしているじゃないかと。

もしもそうなら、学ぶときには感情が伴って
「心に残る」ようにすれば、
忘れにくいのかもしれません。

たとえば、
学校の社会科の勉強が苦手だったとして、
でも好きな俳優さんがいて、

その俳優さんがたまたま
大河ドラマに出演していたから
それを楽しみに観るようになったら、
その時代のことや歴史上の人物を
いつの間にか覚えていた、とか。

その感情がイヤなものではなく、
何度も思い返したくなるような
楽しく心地よい感情であるほど、
脳内で繰り返されて、
記憶しやすくなるのかもしれません。

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