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IELTS  4回受験しました

建築学専攻のM2が交換留学の必須スコア(OA 6)を得るために10万円使いました。正直、ここまでスコアが伸びないとは思っていなかったし、自分英語苦手なんだなと改めて自覚できました。
でも嫌いではないです、むしろ好きです。旅行先でも自分から拙い英語でおしゃべりしに行くし。(ネイティブではない国によく行くので、皆さんが私の下手な英語に寛容なのもあると思います)
人と繋がることのできるツールであり、自分の知識を広げてくれるものなのでこれからも勉強は続けていきます。

ちなみに、IDPで受けていたので、一回27,500円。他で受験したことがないので比較のしようがないですが、スタッフさんの対応や受験環境がよかったので毎回IDPにお世話になっていました。バークレーやブリティッシュカウンシルだともう少し安いみたいです。25,900円とか?
ただ、なぜか毎回writingのときに救急車のサイレンが聞こえてきました、、(笑)リスニング中じゃなくてほんとによかったです。
ノイズキャンセリング機能がついたヘッドフォンらしいんですが、そこまで遮断されている感じもなかった。もしリスニング中だったら、再試験とかできるのでしょうか、、



スコアの経緯

OAを0.5あげるのに半年かかりました。

2023/12   OA:5.5  (5.375)  L(5.0),R(6.0),W(5.5),S(5.0)
2024/2  OA:5.5  (5.625)  L(5.5),R(6.0),W(6.0),S(5.0)
2024/3  OA:5.5  (5.625)  L(5.5),R(6.0),W(6.0),S(5.0)
2024/5  OA:6.0  (6.000)  L(6.0),R(7.0),W(6.0),S(5.0)

2022年にTOEIC R&Lで700点取った以降、特に勉強していなかった私のスコア経緯です。(このスコアは院試のためにとりました)
結局reading頼みのOAですが、リスニングも少しは上がったのでよかったです。writingがpart1はかなり仕上げられた方だと思うのですがpart2がなかなか伸びなかったです。speakingはトホホな感じです。がんばります。

勉強法

一週間の英語の勉強時間は35時間ほどです。時間が取れない日もあるので一週間の勉強時間を決めていました。
7.5(睡眠)+2(食事)+2(移動)+1(お風呂、家事など)
固定で13時間前後は取られるので、残りの11時間を自分の勉強、バイト、英語の勉強に割り振りました。


【Reading】


もともと英語の論文(建築学系のみ)を読んでいたので、ある程度取れるかなと思っていたのですがそんなに甘くなかったです。特に経済やビジネス系のパッセージが苦手でした。一度で理解できず何回も読み直してしまうことが多く、時間を割いたにも関わらず正答率が低かったです。逆に、歴史や科学、テクノロジー、教育系は得点源でした。
私はspeakingをカバーするためにスコア7を目標にしていて、10問まで間違えられるけど、解かない問題を作るのはリスキーと考え、とにかく自分の間違える癖を理解して正答率を上げられるようにしました。
特に、上平田さんという方の勉強方法を参考にしました。(インスタで見つけた方ですが、勉強に対する姿勢や他の技能の対策も発信されているので一度見ることをお勧めします!色々参考にさせていただきました)間違えた問題の分析とその記録をスプレッドシートでとっていました。

自分のミスの傾向を類型化して把握できると、対策がしやすくなり、スコアが安定すると思います。たかがスコア7やろという気もしますが、

私の場合だと、以下の出題形式が苦手でした。

heading一致問題:この情報がどのパラグラフに含まれているか、のパターンもありますが、私はとにかくheadingが嫌いでした。そこで、1パラと最後のパラグラフ以外は、一文目と最後の文の二文のみを読んで解答するようにしました。全部読んでしまって、いろんな情報が入ってきてしまうと迷ってしまったり、一つの選択肢を取り合いになったりしてしまっていたのが、ほとんどなくなりました。

TRUE or FALSE:NOT GIVENの判断が苦手で、書いてない?読み飛ばした?と時間ロスになり、焦ることが多かったです。あとは熟語の意味を知らなかったり、パラフレーズに気づかなかったりと知識不足が露呈していました。これは単語帳を回すにつれて、改善していった気もします。この問題は、解答箇所が問題順に出てくるので、問題文に沿って進めていったときに、その問題のキーワードがでてこない&次の設問のキーワードが出てきたら即NOT GIVENと判断するようにしました。7~10問は間違えてもいいので他で確実に取れるように、無駄に時間を割かないようにしました。

四択:問題との相性にもよりますが、苦手な人多いんじゃないでしょうか。これも上記のTRUE or FALSEの問題と一緒で、問題文の中でバラバラに解答箇所が出てくることはほとんどないので、問題のキーワードが出てきたときに、そこだけ丁寧に精読を心がけました。全文の精読は私には時間が足りないので、文章を理解するのではなく、問題を理解し解答を拾いにいくというイメージで解いていました。IELTSは1点の重みが大きいので、なかなかふんぎりがむずかしいところですが、、

以下のサイトの問題をできるだけ毎日解いていました。解答含めて全て英語ですがこれがフリーなのはありがたかったです。


【Listning】

最初、難しすぎてびっくりしました(笑)なんとなく聞き取れるんだけど、理解が追いつかなくて、頭がどんどんパンクしていってました。
聞きながら理解していく同時進行がうまくできなくて(特にpart4)気づいたら次の問題の内容話してる、、ってことが多かったです。

スコアは、6.5を目指していました。14問まで間違えられます。6だと半分ちょいあっていれば取れます。私はpart1,3を固めて2が勝負どころ、part4はひどいと2,3問しか合ってない時があるのであまり期待しませんでした。
6:23-25
6.5:26-29

旺文社の出している実践IELTSを使いました。
①とりあえず、一回解く。
②解答が完璧だろうと思えるまで聴く。(1回目の解答と区別しておく)
③スクリプトを見ながらもう一度聴く。(ここで答え合わせはしない)
④答えではなく、スクリプトをみて答え合わせをする。
⑤答えをみて確認
⑥スクリプトのシャドーイング

①の解答が実力です。
②の解答から聞こえていないものがわかります。多いミスは穴埋めでした。三単現のsがついていなかったり、冠詞をつけていないことが多かったです。問題文で判断できることもあるけど、最後まで結構間違えていました、、
④の解答からreading力がわかります。
⑤の答え合わせの時に、間違えているものは問題文またはスクリプト本文が読めていないということになるのでかなりまずい状態です。(readingの文章ほど難しくないから)間違えた問題があるなら、なぜ間違えたかを分析します。勘違いしたって場合もあるんですけど、この勘違いにもなんらかの要因があるのでほったらかしにしないようにしました。私は、熟語を間違えて覚えていた時がありました。

このやり方が、正しいのかはわかりません。ただ自分の中で勉強法を作ってルーティーンにできたので勉強は捗りました。いろんな勉強法があるので、とりあえずやってみて精度を上げていければなんでもいいと思います。

そして、解答を覚えてしまった+場数を踏むために
このmini-ielts を使いました。いいところは、出題形式から問題を選べることです。地図の問題、4択、穴埋めなど苦手なものにフォーカスできます。
1日1題解くようにして、繰り返し解いて聞いていました。これもスプレッドシートで管理していました。


あとは、耳に慣れさせるためにpodcastsを聴くようにしました!でも続きませんでした! 
楽しくないというか、内容を理解できなくて面白くないから聴くのをやめてしまったんです。ある程度、聞き取れるようになってから活用した方がいいと思います。

そこで、TEDとNetflixを活用しました。TEDも難易度のばらつきがありますが綺麗なイギリス英語を話す方を見つけられる、かつ興味のある分野だと言い回しのパターンや頻出するリンキングを覚えられます。Netflixはgoogle chromeのLangage Reactorをインストールし英語字幕と日本語字幕を同時に出してみていました。洋画大好き人間なので、これはもっと早くから使っていればよかった、、


【Writing】

もう少し伸ばしたかったのが本音です、、

part1
棒グラフ、線グラフ、円グラフ、表、地図、プロセス、それぞれに使える表現をとにかく暗記しました。150語は書いているとあっという間なので、いかにスマートにわかりやすく表現できるかが問われている気がします。使える時間も20分と短いので、構成を考えたり、表現に悩んでいる時間はないのでとにかく使える表現を身につけました。これはテキストの模範解答のところから拾ってノートに書き留めていました。

あとは、副詞を正しく、多用できるようにしました。
significantly, namely, interestingly, clearly, similarly, respectively とかはほぼ毎回使っていました。


part2
型を覚えるところから始めましたが、アイディアでつまずくことも多く高スコアを出すには一番時間がかかる技能な気がします。

①40分で書いてみる。
②時間無制限で完成させる。
③grammarlyで添削
④模範回答を見る。使える表現はストック、覚える。
⑤チャットGPTでアイディアを得る。

これを繰り返していました。ネイティブの方に添削をお願いするべきだと思ってはいたのですが、お金がかかることと、grammarlyである程度直すことができるのでまずは自力で練習していました。
チャットGPTはかなり有益でした。英語で指示文を細かく設定すれば、バンドスコア別の模範回答も出してくれます。
教育、スポーツ、法律、家族、福祉、メディアなどトピックが多岐に渡っていて、対策が難しいためwritingの勉強が億劫でした。やる気のない日はreadingとlisteningに逃げていました。
それぞれのトピックごとにノートにpros&consやアイディアを書き出して、使える表現とともに頭に入れていました。
実際に試験で出たものはこんな感じです。

  • 学校のテスト形式は適切か

  • 図書館は必要か

  • テレビの暴力シーンは規制するべきか

  • international sports eventは必要か

書きやすい方のトピックではあると思うのですが、語彙不足でパラフレーズがうまくできませんでした。

{(part1のスコア)+(part2のスコア)×2 }÷3
でスコアが決まるのでpart2にできるだけ時間を使った方がいいです。


【Speaking】

part1の頻出問題に対して、解答を考えてノートにまとめていたのですが流暢に回答できるところまで持って行けず、スコアはアップしませんでした。
半ば諦めモードに入っており対策という対策はしていません。シャドーイングだけはlisteningの勉強で続けていたので、少しづつ舌が回るようにはなっていたと思います。参考になるような勉強法はないので、実際の試験問題だけ載せておきます。

3月
part1:difficulties、travel abroad
part2:最近したお祝い事

5月
part1:flower、ask for help
part2:今まで行った国で、住むならどの都市か

speakingの練習も、チャットGPTを活用すればよかったなと思います。geminiだとボイスレコーダーをアップロードすることができるので、そこからフィードバックをもらったりできそうです。オンライン英会話なども検討するべきでした。


IELTSかTOEFLか

これも、最初は迷いました。友達はTOEFLを勉強していたけど、研究室の先輩たちはみんなIELTSでスコアを取っていて、勉強しやすい方選んだらいいよ〜とアドバイスをもらったものの悩んでいる暇はないと思い、使っていた参考書をくれるとのことでIELTSにしました。単語帳だけ自分で買いました。(参考書って高いですよね。。)
単語帳は頻出英単語4400です。
A,Bのところを完璧にしたかったので、C,Dのところとカッターで切り離して持ち歩いていました。(薄くなるのでおすすめです)電車は基本単語帳をやっていました。

readingはIELTSの方が難しく、他の技能はTOEFLの方が難しいと友達が言っていました。また、スコアが切り上げになるのでOAが上がりやすいとも言われています。
なので(?)大学によってはTOELFしか認めていないところもあるらしいです。


とりあえず、最低スコアは取れたのでIELTSのための勉強は一旦終わりにして、専門分野の語彙の習得とlisteningとspeakingの練習に力を入れていこうと思います。

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