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日記にまつわる話。

こんばんは、さくらです。
今日は夏みたいに暑かったですね。「まだ4月だしな…」と日中は我慢していたのですが、ムシムシした暑さに耐えきれずエアコンのスイッチを入れてしまいました。


突然ですが、皆さん日記って書いていますか?
私は、毎日ではないものの15歳の頃から日記を書き続けています。
発端は拗らせた中二病を発散させるためで内容もかなりポエミーだったのですが、いつの間にか自分を省みる真面目なものへと変わっていきました。
始めは鬱憤を晴らすために書きなぐっていた文章も、あとから読み返すと自分の本質に気付いたりして面白いです。

ノートは無印良品の「フラットに開くノート」を愛用しています。今は5冊目が半分過ぎようとしているところです。
本当にフラットに開くので、書きやすいし読みやすいのです。上質紙なので、ペンを滑らせる感覚も良い…。
今のところ、他のノートなど考えられない程にはお気に入りです。

先日、コンプレックスについてnoteを書きました。
端的に言えば「自己主張が苦手」というような内容です。
例えば誰かから話しかけられたとき、上手い返しが全然浮かびません。
複数人での会話は特に苦手で、誰かの発言への返しを考えている間に話題がもう2,3個先へ移ってしまっているのです。
これは幼い頃からずっとなのですが、日記を始める前は「自分が何も考えていない馬鹿だから」だと思っていました。
あがり症ということもあり、とても緊張しいで、自分が発言することを求められるといつも頭が真っ白になっていました。何をするにも肩に力が入りっぱなし。「今どうすればいいのか」がまるで分からないのです。


そんな幼少期をずっと送ってきたので、携帯を買い与えられて、SNSに初めて触れた私の中二病発症はとても爆発的なものだったと思います。

当時はアニメキャラになりきって会話を楽しむ通称「ナリ」が流行っていて、推しのアイコンと口調で沢山の人と交流しました。ジャンプアニメが多かったかな。私は銀魂がメインジャンルで、主にGR●Eで活動していました。
単行本は全巻揃えていて、セリフは一言一句違わずに丸暗記してました。銀魂キャラの言いそうなことは手に取るように分かったので、私のナリは当時のフレンドの中でもかなり好評だったと思います。「さくらのナリは本物が降臨してる」とか言われて調子に乗ってたなあ。一番得意なのは銀時、次いで土方でした。

現実ではまともに会話出来ない自分が、ネットでアニメキャラの顔を借りると何でも話せる楽しさといったら。あのいざという時はやる格好いい天然パーマが自分に憑依してるんですよ。
ナリをしているときは自分のコンプレックスを一切忘れられたんです。それがたまらなくて、どんどんのめり込んでいきました。

しかしながらキャラの名前と顔を借りてるとはいえ、所詮は人間関係。長く続けていると悩みはいくらでも出てきます。
それは現実でもあるような嫉妬だったり、自己嫌悪だったり。でもネットって、そういった不満を「書き込み」出来るんですよね。
流石に少しは良識があったので、誰かの目を汚すようなことは避けたくて。自分だけが所属・閲覧できるコミュニティを作り、そこに独り言をぶちまけるようになりました。
思えばそれが、私の「日記」の始まりだったのかもしれません。

今までは何となく頭の中がモヤモヤしてただけだったのですが、ネットに書き込んで可視化できるようになったことで、とある気付きがありました。

あれ…?私意外と人間関係について色々考えている…?

今まで「自分が何も考えていない馬鹿」だと思い込んでいた私にとって、それは大きな衝撃でした。
そしてネットでの呟きを続けていく内に、自分の中の軸みたいなものがあることにも気付きました。
ブレない自分の軸を自覚したこと、そしてアニメキャラを通してとはいえ大勢の人と交わしたコミュニケーションの経験、それらが組み合わさったことで、少しずつ現実でも会話を楽しめるようになりました。

中学3年生になって受験間近になると、子供なりに将来も考えるようになります。欠点は出来るだけ直したいと思うようになりました。
会話が楽しくなってきた私の次なるコンプレックスは「字が汚いこと」。授業で取ったノートを読み返しても、内容が頭に入ってこないんです。
上手くなるには練習しかない。そう思った私は100均で1番ページ数の多いノートと、大量のボールペンを購入しました。
独り言の楽しさも知っていたので、字の練習と称して始めたのが手書きの日記です。
二次創作にもハマっていたので、妄想を書き連ねている内に10ページまるまる埋めていた、なんてこともありました。
高校生になってアルバイトを始めてから文房具にも気を遣うようになり、無印良品の「フラットに開くノート」とはその頃出会いました。ノートを変えてから書くのが余計に楽しくなって、毎日2ページずつ必ず埋めていた時期も。

そんなことを15歳から続けて、今年で25歳になろうとしています。今では、手書きの文字を見せると必ず「字綺麗だね」って褒めてもらえるまでに。

会話には今でも苦手意識がありますが、声に出すのが苦手なだけで文字でのコミュニケーションは得意です。コンプレックスには変わりないですが、以前より気楽に考えられるようにはなりました。

心から日記を始めて良かったなと思っています。
これから先も出来る限り継続していきたい。
出来れば老後までずっと…?(笑)

日記を通して、これからも成長していきたいなあと考える昨今なのでした。

それでは今日はこの辺で。

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