ミクス選手来日記録1-ミクス選手紹介-
概要
インラインアルペンの世界チャンピオンにしてアルペンスキーのトップ選手ミクス・ズベニクス選手(24歳 ラトビア)が来日してインラインスケートの指導を行ってくれました。シリーズでその練習内容や理論などを紹介していきたいと思います。ミクス選手は兄のクリスタプス選手に続き世界で唯一、両競技のトップカテゴリに出場している選手です。本当の意味でスキーとインラインの両方を理解している稀有な存在です。
この記事ではミクス選手がどんな選手なのか紹介していきます。
選手成績
・インラインアルペンの世界選手権、欧州選手権王者
ドイツが圧倒的な強さと競技者数、恵まれた練習環境を誇り上位を独占するインラインアルペン競技の中、常にトップに食い込む活躍をみせています。
・ローラースポーツ最大の大会ワールドローラーゲームズ(世界選手権)で優勝(左から4人目)
・インラインアルペン競技の大会で最も盛り上がるビッリャブリノでの欧州選手権で優勝(左の選手)
・トップレベルで活躍するアルペンスキーヤー
日本のトップ選手も出場するユニバーシアードで活躍(彼のリザルトは「Miks」で検索)
コンバインドは7位!
得意のスラロームは一本目好走ながら2本目でコースアウト。
他にもワールドカップや世界選手権も出場経験あり。(世界選手権37位)これからの更なる活躍が期待されます!
背景
・スキー一家に生まれ家族で活躍
ラトビアのスキー一家、ズベニクス家の次男(右から2番目)兄のクリスタプスもインラインアルペンの元世界王者でアルペンスキーではオリンピック3大会連続出場(最高26位)、ワールドカップスラロームで2本目進出(24位)などのトップスキーヤー。弟、デイビスもインラインアルペンワールドカップに参戦し、スキーもユニバーシアード代表選手。
・ラトビアでの屋内スキー場での国内選手権
ラトビアにはあまりアルペンスキーはそこまで盛んではなく、本格的にトレーニングを行うには他国に向かう必要があります。スキー環境は日本の雪なし県、狭山スキー場がある埼玉県くらいに近い環境だと言えます。
国内大会はいつも兄弟での決勝でワンツーフィニッシュ。
・子供の頃からインラインでトレーニング
子供の頃から週2回インラインアルペンのトレーニングを取り入れていたとの事です。
・高校生の頃のスキー
めきめきと力を伸ばし、FISレースなどで活躍していきました。
・兄、クリスタプス選手とインライン練習
常に借りられてるわけではないものの、自分たちのチームで公道を借りる許可を取って練習会などを行っています。
・学業も優秀で表彰
ラトビアスポーツ協会から文武両道で表彰
今季からインラインアルペンの選手引退を表明しており、インラインアルペンはコーチに専念、選手としてはアルペンスキーに絞るようです。インラインアルペンの選手引退は残念ですが、アルペンスキーの選手として、これからの更なる活躍を期待したいですね!
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