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星読み的『本物』に出会うことの意義

『本物』と一言で言っても、その内容は多岐に渡る。
何を基準にして、本物を定義するのか、はもちろんのこと、(だからこそ、いろいろな世界に順位付けや取り決めがある) そのジャンルも無限にあるし、逆に比べるものがないからと言って、それが本物なのか…というとちょっと矛盾するような感覚がある。


先日から、その『本物』感について、ゆっくりと感じる時間があった。
この記事を書いている、2022.9.27は、
水瓶座×土星、双子座×火星、天秤座×月、の風のグランドトラインが形成されていて、さらに、乙女座と天秤座がテーマとして上がっていて、ゆっくりと感じたことを書き残しておきたい気分になった。

星読み的『本物』とは

そもそも、本物とは何か。
そう聞かれて、まず浮かび上がってくるのは、土星の世界観だ。

土星は、制限と忍耐を表すとして、なんだか重ための、しんどさを感じる星のイメージを持たれている方も多い気がする。
実際に、年齢が若いころには、土星が角度をとってくると、大きく出現した壁をよじ登るが如く(笑)、踏ん張ることになったり、同じことを繰り返すことになって停滞感を感じることになったりする。
くじけるし、圧力になるし、結構辛くて、それでもなかなかうまく扱えないから、失敗を繰り返す。
そんなこんなで、ちょっとトラウマ…(もう無理!)になることも少なくはない。

それでも、土星は、巡りを止めなくて(そりゃそーだ笑)

繰り返しやってきては、その課題と何度も何度も向き合うように、指南?してくる。手を変え品を変え…その攻め方は、いろんな方面からやってくる。


土星は、同時に、時間を司る。
土星の作り上げる世界は、繰り返しやってくる課題に向き合うことで、それに人生の時間をしっかりと使い、労力やエネルギーを注ぎ込むことを体験させる。おかげさまで、課題を乗り越える方法は、どんどん研磨されることになり、やがてひとつの道ができていく。

0から1に、想いや祈りはカタチあるものに。見えないものに、時間とエネルギーが注がれることで、見えるものに形を変える。


実際にこの社会を見渡してみると、
そこには誰かが、土星と向き合った末に作られた「形」あるモノばかりだ。時間と労力、エネルギーを使って生み出されたものだからこそ、形となって、長い時間が経過しても、その形をとどめている。

土星ともうひとつ

土星が作り上げる世界は、私たちに、本物になるにはどうしたらいいか、その過程を教えてくれている。その過程をどんな風に感じて、どんな方法で課題をこなしていくかは、他の星たちを見ていくと分かる。

もう一つ、大切なのは、そんなとても大変そうな土星の課題を、やる、向き合う、と決める時の想いは何なのか?
そのカギは、やはり太陽にある。

太陽が目指す、自分の作っていきたい世界に、どれくらい強い思いを持って、向きあうという覚悟を決めるか。
「やる」と決めてその想いを胸に、行動していくことができるか。

そこには強い意志があり、同時にその世界を極めてみたいという、強い願望がある。


自分の中で作り上げたい世界(太陽)と時間とエネルギーをかけて作り上げる覚悟(土星)が、共にしっかりと働きだすと、
それが「本物」へと向かって行く道になる。

そして、同時に、誰かが作り出したものに、自分が決めた道と似たようなにおいを感じるものが、『本物』と思うものの正体となる。


『本物』に出会った!!と感じる時

そこには、自分自身が持つ、土星と太陽の未来の片鱗を、感じさせるものがある。背筋が急にピンと伸びるような感覚も、ぶわっと襲われる鳥肌も。有無を言わせない圧倒的な圧力も。

自分自身が、こうありたい、と思う感覚の一部が、きちんと形として出来上がっているところを、目の当たりにする時間でもある。そこに、自分の神聖すら投影して、未来を見、カタチとして表すことが、現実的に可能なのだということを教えてくれる。

星読みから見る本物とは、自分自身の太陽を使いこなし、自分がもつ土星の課題を乗り越えた先にある、未来の片鱗を見せてくれるもの。

ココロ震える『本物』と出会ったら、実はその片鱗が自分の中にすでにあるのだ、ということを、忘れずに感じてほしい、と思う。
これが、私たちが『本物』と出会う、星読み的意義である。



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