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【語根で英単語#0】英単語の分解

英単語の暗記。
うう。。ツラい。
「ターゲット1900」に蛍光ペンで印をつけつつページを折り、ひたすら暗記を頑張った、予備校通いの日々を思い出します。

accord
occur

なんっか似てるような違うような。
こういった単語をただただ暗記するのはキツい。

1 語根と頭辞

でもこれ実は

ac cord
oc cur

と分解できるんだと、娘の勉強を手伝っていて最近知りました。

ac は接頭辞で、「〜の方へ」。
cord は語根といい、「心」。
これをあわせて、「心が〜の方へ向く」=「調和する、一致する」。

同様に、
oc も接頭辞で、同じく「〜の方へ」。
cur は語根で「走る」。
あわせて、「〜の方へ走る」=「起こる」。

こういう仕組みで、
語根 が大元の意味を表し、
接頭辞 が意味を付加する。
こういう仕組みで成り立っているらしいのです。

ほう。


2 語根と接尾辞

でも待ってください。〜al とか 〜entとか、形容詞やら名詞やらを語尾で区別してますよね。

それは 接尾辞 というそうです。
例えば、

cord ialは
cord が語根で「心」
ial は接尾辞で「〜の性質の」
あわせて、「心の性質のある」=「思いやりのある」という形容詞。

このパターンでは、
語根 が大元の意味を表し、
接尾辞 が言葉の種類(品詞)を区別する。

ほうほう。

3 英単語の構造とは

つまり、

接頭辞 + 語根 + 接尾辞

という構成で成り立っているというカラクリなんだそうです。

これがわかると、例えば

comment
mental

という一見関連なさそうな単語は

com ment
ment al

と分解でき、同じ「ment」という語根が含まれていると見えてきます。
それぞれの成り立ちを見ると

com ment は
接頭辞 com 「共通の」と
語根 ment「心・思い・考え」を
あわせて「心・思い・考えを共有する」=「評論」

ment al は
語根 ment「心・思い・考え」と
接尾辞 al 「の性質の」(形容詞)を
あわせて「心・思い・考えの性質の」=「精神の」

ということに。

ほうほうほう。

これは面白い。
ひたすら覚えるしかないと思っていた英単語たちにも規則性があるとなるなら、手に負える。

ちょっと光明が見えます。

4 語根、接尾辞、接頭辞ってどれだけある?

しかし。

英単語は多くあり、語根も接頭辞も接尾辞もどんな種類がどれくらいの量あるのかさっぱりわからない。どこからどう手をつければ良いのでしょう。

そこで。語根、接頭辞、接尾辞のそれぞれを分類し俯瞰できるように整理してみました。

まず語根!

語根一覧

個人 に関する語根
人との関係 
に関する語根
物との関係 
に関する語根
物、自然、概念 
などに関する語根
と区別し、頻出と言われるものをまとめてみました。
※文字色がついているものは、綴りは同じでも別の意味で用いられているもの。

次に接尾辞!

接尾辞一覧

形容詞 を表す接尾辞
名詞 を表す接尾辞
動詞 を表す接尾辞
副詞 を表す接尾辞
と分けています。

仕上げに接頭辞!


上、下、前、後ろ、中 を表す接頭辞
分離、方向 を表す接頭辞
否定の意味 を表す接頭辞
共有、数、強意、他 を表す接頭辞
てな具合に分類しています。

※同じ綴りで別の意味、というものが結構ありました。だから法則性が見出せず、覚えにくいのですね!

この仕組みがわかれば、闇雲に多くの英単語を頭に詰め込むよりも
法則性がある分、効率的に覚えていけそうです。

本記事を作成するにあたり参考にしたサイト、書籍がこちらです。

英単語の記憶にトライする方々のお役に立てれば!

(2024.2追記) 電子書籍化しました!




情報デザインを仕事にして独立したいと考えています。世のため人のためになるはず!と思い活動していますがまだ生計を立てるまでには至らず。自分の発信する情報にどれだけ価値があるのか、測りかねているのが正直なところです。この記事にどれだけ価値があると思われたか、どうぞ教えてください。