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ロシアとワタシ

2022年の夏も既に終わりを迎えようとしている。

今年の夏も暑かったが、どこか楽しめない、ウズウズした気持ちが心の弁にわだかまりとして生じていた。

「ロシアな~…」


初めまして!


後天性ロシア人という訳の分からないブログ名を選んでしまったセンスゼロのものです。

夏も終わりに近づき、最近では肌寒く感じる夜もでてきたのではないでしょうか。ロシアに関する情報発信は以前から行って来ていましたが、この際自分の心、頭の整理も兼ねて note を初めて見ようかなと思い登録しました!

以後よろしくお願いいたします!

ロシア留学


2013年の7月

「コウテン君(※本人、以下コウ{ややこし})、
君ロシアに行くことになったから準備してねぇ」

と旧AFS大阪支部より連絡が入った。

「きた…」

蝉も少しずつ鳴き始めていた初夏の中なんともいえない体感温度を感じながら、手には携帯を握りしめ部活帰りの夕焼けを背に歩いていた。

当時15歳だった僕は海外など行ったこともなかったし、英語だって日常的に使ったこともなかった。ましてやロシア語なんて

留学が決定したという実感のないまま実家に到着したが、家の雰囲気がどこか違う。

「あれ、朝の時と違う」

家の中を見渡しても何も違いはない。ただ朝と異なるもの違和感を感じるもの、それは自分だった。小麦色にやけかけた肌をもつこの物体の全身に留学に行くという未来が駆け巡っていることだった。


留学なんて古今東西珍しいものではない。今から約10年前僕が高校生だった時だって恐らくそうだろう。ただ、高校生が英語圏以外の国に留学することは今日だってスタンダードとは言えないのではないだろうか。

アメリカやカナダ、オーストラリア、シンガポールといった国は留学先、そして旅行先としては非常に有名であるし、多くの先人たちが渡航し留学に励んできたことで、情報、信頼性、馴染みやすさといった点で安心感が保証されている留学候補地といえる。

ロシア、はて、、、誰が好き好んでいくのやら

ロシア留学なんて東京外大や大阪外大(阪大)のお兄さんやお姉さんたちのそのなかの一部が好き好んでいく国ではないのだろうか?

Yes…
え?なんて

My opinion is Yes! 

けれども毎年数は少ないが、少なからず日本人高校生はロシアにいる。僕の渡航した年はロシアに20人ほどいると聞いていた。ロシアでも日本でもそのような日本人高校生はレアポケモンだ!

僕がロシアに渡航したのは、留学先の決定通知が来てから1年後の2014年8月、折しもロシアがクリミア半島を併合し、ウクライナ東部でドンパチをしていた時だ。また、渡航する1か月前にはマレーシア航空17便撃墜事件が発生している。今日まで続くウクライナとロシアを取り巻く国家間紛争の撃鉄をが落ちた年ともいえる時期に僕はロシアに渡航したのである。

なぜ渡航したのか、どのような生活であったのか、ロシア人とはどのような人たちであったのか。高校生であった僕が1年間ロシアに舞い降り経験した様々な事柄、向こうで得た見聞を綴っていきたい。いまは思い出となり、僕の多感な青春時代の血肉となった当時の視点、そして現在の視点を加えて“ロシアとワタシ”というテーマのもと本ブログを更新していきたい。それがゆくゆくはロシアを理解するバイブルとなって皆さんのお役に立てたらなと思うし、自分の原点に立ち返る機会にもしていきたい(何人かの友人は既にロシア留学のブログを投稿しるので、ちょいと遅れ気味(笑))。

では末永くよろしくお願いいたします!Пока Пока

ロシア人の子供に虐められる日本人高校生


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