届け!ポッドキャスト
会社の同期に薦められ「響け!ユーフォニアム」というアニメを見始めた。
舞台は京都で、そこそこ上手いが府大会を突破し関西大会に進めるほどではない、という高校が、主人公の入学の年度から顧問が代わり本格的に全国大会を目指して頑張る、という筋書きとしてはよくありそうな話だ。
もう26歳にもなりシンプルに青春というものから距離が空いてしまった私にとっては、部活に一生懸命に打ち込んで、仲間たちと時にぶつかり合いながら高め合うという要素だけで十分熱い。
わかりやすく良い。
青春的な要素だけでなく、主人公の性格が絶妙なのもこの作品の大きな魅力の1つだ。
主人公は中学生時代も吹奏楽部だったのだが、高校に入学した当初は吹奏楽を続けたい、全国を目指したいというスタンスではなかった。
なんとなくクラスメイトに誘われ、そして入部した先でなんとなく同調圧力のようなもので全国を目指すことになった。
そんな、なんとなく、中途半端、といったようなスタンスから、物語が進むごとに「上手くなりたい」「全国大会へ行きたい」という気持ちを強くしていく。
また、自分の意見を持たず誰に対しても良い顔をしてしまう、いわゆる「どこにでもいる良い奴」というキャラクターだったのが、その柔らかい雰囲気は残しつつしっかりと芯を持った人間に成長していく。
やはり中高の部活というのは人間形成に大きく影響する。それを上手く描いているので引き込まれる、良い作品だった。
部活、やりてぇ…
そんなことを思ってしまった。
残念ながら、中高をやり直すことはできない。
部活まがいのことはできても、中高の部活と同じ意味をもつものを体験することは不可能に近いだろう。
ただ「やりもせずに諦めている」感もある。
高校生の時も、斜に構えてしまいあまり高みを目指そうとはしなかった。
ひとえに、自分の実力がないことを思い知らされるのが怖かったからだろう。
思えば、誰よりも臆病だったと思う。
負けたくなければ戦わなければいい。
そんないかにも正しそうな考えを持って、戦うことから逃げていた。
結果として、今どうしようもなく弱い人間がここに完成している。
2年半くらい前、生糸と遊んでいた時にたまたま勃発したPodcast計画。
形にはなり、1年以上続いているが、始まった時の熱量は失いかけている。
収益化をするぞとか、いつか本物のスタジオで録るぞとか、途方もない目標を掲げていたものが今「趣味でいいや」になりかけている。
なんなら、それがいいと思い始めている。
違う。
これで良いんじゃない。
中高で形成されてしまった逃げ癖が「これが楽」と言っているだけだ。
ADOLESTUDIOは、もっと良いものを作っていける。
もっと良いものを作りたい。
もっとたくさん聴いてもらいたい。
諦めたくない。
そのためには「響け!ユーフォニアム」で言うところの、全国大会出場みたいな目標があると良いと思った。
Podcastで言うところの、全国大会みたいな目標…
そんな年1の大会みたいなものは把握している限りない。
ただPodcastにも、実力をわかりやすく指標化する方法が全くないわけではない。
どんなものでもいいから、まずはランキングに載ろう。
そこに向かって、できる努力をしていこう。
青春ではないかもしれないが、何か味わえる感覚があるかもしれない。
頑張ることから始めていこう。
ちなみに、この目標は私が今勝手に言っているのであって、生糸とは共有していないので後で怒られるかもしれない。ごめん。
おわりに
今回はおリンが担当しました。
響け!ユーフォニアムはあまりにもアチアチすぎて、一瞬ですべて見切ってしまいました。これからどうやって生きていけばいいのやら…
そんなことを思っていた矢先、朗報が飛び込んできました。
響け!ユーフォニアム、3期が明日から始まるそうです。
アッ・・・・・・チィ~~~~~~~~~
ADOLESTUDIOのPodcastも、誰かにとって「月2の楽しみ」になれますように。これからもよろしくお願いします!
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人間関係苦手、将来不安、でも野心はどこかにある…そんな思春期(Adolescent)の側面を持ちながら年齢だけを重ねた「おリン」と「生糸」がPodcast番組をお届けするスタジオ(Studio)、それがADOLESTUDIO、そういう感じです。
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次回は生糸が担当の予定です。お楽しみに…!
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