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地球館地下巨大沼

先日、国立科学博物館に行ってきた。

国立科学博物館は、東京・上野にある博物館で、物理・天文から生物まで、科学の全般を扱っている巨大な博物館だ。

常設展示は、物理・化学のような普遍的なものから生態系など世界の科学に関するものを展示する「地球館」と、日本の歴史や地理と科学を紐づけて展示する日本館の2つの建物に展開されており、これを600円ほどで見て回れるという、科学に興味のある人間にとってはたまらない施設だ。

2,000円くらい払えば期間限定の特別展も見ることができるが、こちらはライトな層向けなので、科学を知るきっかけにしたいという方やデートコースの一部としてはおすすめだが、そこそこベースがある理系学生などは満腹になれない可能性があり、要注意だ。


私は国立科学博物館にこれまで4回訪れたことがあるが、この施設とはどうも相性が悪い。


1回目、大学の卒業前に1人で常設展を見に行った。昼過ぎの13時ころから行って閉館の17時までは4時間ほどあったにもかかわらず、地球館の地下に閉じ込められ、日本館を見始めた頃には蛍の光が流れていた。

2回目と3回目は特別展を見たため、2~3時間程度で特に問題なく回れた。

4回目、先日久々に常設展を見に行ったときは、1回目の反省を活かして地球館の地下に閉じ込められないようにペース配分を意識したが、彼女と2人で行ったこともあり、途中展示を見ながら会話をしたり、腰をおろして休んだり、写真を撮ったりする時間を想定から外していたという致命的なミスの影響もあり、またしても日本館を見始めた頃には蛍の光が流れていた。



この施設、どう考えても1日では回りきれないのである。



遅ればせながら「地球館の地下に閉じ込められ」という言葉について補足する。

地球館の地下は、B3が物理・天文・化学、B2とB1が古代の生物の展示となっており、私の興味の対象がそのエリアに一極集中しているのである。
そのため、国立科学博物館に行くとどうしても私はそのエリアに吸い寄せられ、幽閉され「地球館の地下に閉じ込められ」てしまうのである。

1回目も4回目も、日本館を見るときの歩行速度は博物館を見て回るときのそれではなかった。
完全に居酒屋のキャッチを撒くときの速さだった。



次は絶対に落ち着いて日本館を見たい。
しかし既になんとなく実現は難しいだろうな、という気持ちになっている。

それほどまでに、地球館の地下は私にとって魅力的なんだと思う。



桜の季節も終わり、少しずつ上野の喧騒も退いて、国立科学博物館にも足を運びやすくなってきたと思うので、行ったことのない方がいれば是非一度は訪れてみてほしい。おすすめだ。

もし、科学の中で興味のある領域があれば、そのエリアに閉じ込められないよう、くれぐれも注意していただきたい。


おわりに

今週はおリンが担当しました。

春のおでかけって、妙に気分がいいですよね。
今日もおでかけ日和ですが、引きこもってます。
パンでも買いに行こうかなぁ

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次回は生糸が担当の予定です。お楽しみに…!



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